毎度のことですが「しをん」を「おしん」と認識してしまう…ということで今回の読了は三浦しをんの「まほろ駅前多田便利軒」読了。しをん作品は「神去なあなあ日常」以来2作目です。この作品は2006年刊行、2009年文庫化、そして第135回直木賞を受…
今回の読了は夢枕獏 初期の代表作「サイコダイバーシリーズ」第13弾、「新魔獣狩り 鬼道編」です。実はこの本を読むのは3回目。最初は購入時の1995年。そして2010年に「魔獣狩りシリーズ」が新ラベルの合本版が発売されたとき。そして今回です。…
今回は富樫倫太郎「箱館(土方歳三)三部作 神威の矢」読了です。 この作品は2004年に「殺生石」という題名で刊行されたものを改題し文庫化されたもの。 前回の2作とは色合いが違っていて「魔人」やら「陰陽師」やらが登場する伝奇小説です。 登場人物…
今回は文庫ではなくノベライズ版。夢枕獏 待望の新刊「キマイラ 10 鬼骨変」 読了です。夢枕獏 好きを公言していたくせに 今年初の読了となってしまいました。反省…この「キマイラ」は「闇狩り師」「魔獣狩り」と並ぶ 初期の代表長編の一つ。刊行は198…
今回の読了は富樫倫太郎の「土方歳三 3部作」の「松前の花 上下巻」です。 今年の1月に読み終えた「箱館売ります」と同じく、舞台は明治維新直後の箱館戦争時代の話。 主人公は、父を貶めた仇への復讐のため蝦夷政府軍に協力する女性「蘭子」、そして蘭子…
前巻に引き続き、みをつくし料理帖 最終巻「天の梯」 読了です。シリーズ開始から5年間 お疲れ様でした。前回も触れたかと思いますが、この作品を読んだ理由としては、いつも愛読している「料理通信」という月刊誌での「江戸料理」の特集で、この作品を紹介…
今回は 高田郁のみをつくし料理帖 第九弾「美雪晴れ 」 読了です。やぁー 今回も 堪能させていただきました。5年間続いた「みをつくし料理帖」も終盤に差し掛かっております。ここで、前回までのざっくりとしたあらすじを紹介しておきましょう。第1巻 八朔…
今回は夏クールのドラマ原作「あすなろ三三七拍子」を読了しました。重松清作品は去年、これもドラマ化した「とんび」以来 2作目です。エール商事総務課長、藤巻大介 45歳。突然の社長命令で廃部寸前の「あすまろ大学応援団」を救うため、応援団長として…
今回は「STシリーズ」の「伝説シリーズ」三部作の最終巻「沖ノ島伝説 殺人ファイル」読了です。舞台は九州本土から約60km離れた、玄界灘の真っ只中に浮かぶ孤島 「沖ノ島」。ここで不可解な水死事件が発生します。現地に向かった「ST」の捜査を阻む…
今回は 司馬遼太郎「播磨灘物語」全四巻 読み終わりました。本当に長かった。司馬作品は「関ヶ原」三部作以来。大河ドラマの「軍師官兵衛」にちなんで読み始めました。一巻では、牢人の子に生れながらも、二十二歳で播州・小寺家の一番家老となり、さらに信…
先日の9月17日に最終回を迎えた日テレ系ドラマ「ST」ですが、好評のまま 幕を閉じたようですね。今回はドラマの最終2話のベースとなった作品「桃太郎伝説殺人ファイル」、読了です。内容は、東京・神奈川・大阪の離れた三つの場所で殺人事件が起こる。…
今回は、ドラマも人気上々の「ST」の伝説シリーズ第一弾「為朝伝説殺人ファイル」 読了です。前回までの「色シリーズ」でSTメンバーの紹介が終わり、今回からは殺人に「伝説・伝承」が絡んでくる…といった展開だと思います。今回のストーリーですが、伊…
今回は「銀二貫」。「みをつくし料理帖」シリーズの高田 郁(かおる)の作品です。こちらは、2014年4月クールにNHKにてドラマ化されました。ドラマ放送時に読もうと思ったのですが、意外にアマゾンでの中古品の価格が下がらず、現在に至ったというわ…
今回はいつもと趣きが違う作品「ミッドウェイ」です。毎年 8月は何か戦争にちなんだ物語を読むことにしています。今回、この本を選んだ理由はシンプルに「一冊で完結」ということ。他にも候補があったのですが、まぁすぐに決定しました。森村誠一といえば「…
今回は日テレ系でのドラマが好調、映画化も決定した「STシリーズ」の「色シリーズ最終作」黒の捜査ファイル 読了です。「STシリーズ」は初期作品3作、色シリーズ5作、そして伝説シリーズ3作とスピンオフ的作品1作が刊行中。このシリーズは3年ほど前…
「壮大なスケールで描く 新感覚警察小説」 一柳美結シリーズ ついに完結です。これまでの流れをザックリと説明すると第1巻「フェイスレス」では顔を覚えられない「変人科学者」が爆弾魔を目撃したのに覚えていない。そうこうしてるうちに犯人がレーザービー…
新装版 百舌シリーズ 最後の一冊「砕かれた鍵」読了です。やはり 前回からの続きなのですが、今回は旧姓明星、結婚して倉木になった美希がほぼ主役。今回も普通だったら立ち直れないほどの苦難が美希を襲います。そして 今回の敵は「ペガサス」。百舌ではあ…
百舌シリーズ 第2作目「幻の翼」読了しました。ストーリーは前作「百舌の叫ぶ夜」の後日談。やはり、前作を読んでからの方が絶対いいですね。まぁ ざっくり言えば、倉木・大杉・明星美希の3人が、前回の事件の黒幕を引きずり出すために暗躍、そこに死んだ…
2014年 夏クールのドラマ、始まり出しましたね。今クールも出来る限りウオッチしたいと思います。そして ドラマに合わせての「ミーハー的」セレクトで、まずは佐伯泰英人気シリーズ「吉原裏同心」にチャレンジしたいと思います。以前から 書店で見かけて…
今回 読み終わった作品は、「タルト・タタンの夢」。とあるビストロを舞台に起こるちょっとした事件を、料理を題材にして解き明かしていくというミステリーです。事件といっても殺人が起こるわけではありません。心や言葉の些細なすれ違いをシェフ特製の「ヴ…
「春の池井戸祭り!」盛況のまま終焉。ドラマ二作品とも高視聴率だったようです。今回の「ルーズヴェルト ゲーム」はわざとドラマの終わりが近づいてから読み始めてみました。ストーリーは「逆境下からの逆転」なので、読了後は爽快感があり面白く読み進むこ…
今回はまさに「ミーハー的 読書」ですね。逢坂剛の「百舌の叫ぶ夜」 読了です。百舌シリーズはシリーズ6作品の累計発行部数150万部突破の人気シリーズ。この作品は1986〜2002年と、意外と古い作品なのです。主役である「倉木警部」の妻が爆弾事…
今回は、「イニシエーション ラブ」。恋愛小説です。この本は、持って行った文庫本を予想以上に早く読み終わったので、出かけた先で購入したもの。個人的には絶対読まない(買わない)ジャンルにチャレンジしてみました。乾くるみのタロット・シリーズ、20…
先日 テレ朝系ドラマ「続 みをつくし料理帖」の放送があった為、購入済みで未読だったシリーズ第八弾「残月 」を読みました。みをつくし料理帖は最新刊「美雪晴れ」が発売済みで8月発売予定の次巻で完結を迎えるようです。「一番売れている時代小説」のコピ…
春ドラマは「池井戸潤」原作の一人勝ちのようですね。やはり「半沢直樹」の影響ですかね?前回 読了の「不祥事」と同じく「花咲舞が黙ってない」の原作本「銀行総務特命」読み終わりました。この作品は「不祥事」よりも前に書かれた作品で「花咲舞」は登場し…
今回 読み終わった本は「人造人間 キカイダー The Novel」です。(今回はヲタ全開のレビューになると思います。あしからず)石ノ森章太郎の有名作品を「催眠」「千里眼」最近では「万能鑑定士Qの事件簿」なとの作者、松岡圭祐が現代風にリファインした作品…
映画『WOOD JOB!〜 神去なあなあ日常』。映画館の予告編で興味を持った。林業とは少し縁のある身なので、これは一つ見てみようと思い、原作本を購入。三浦しをん作品は初めて。(しをんを'おしん'と読みそうになるのは私だけ…?)三重県と奈良県の県境近く…
今回のレヴューは日テレで放送されているドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作本「不祥事」。池井戸作品は「半沢直樹」シリーズの2作に次ぐ3作品目です。ちなみに半沢直樹シリーズの1作目「オレたちバブル入行組」とほぼ同時期に刊行された作品です。この…
湊かなえは「告白」についで二作品目です。「告白」の読了後の後味の悪さが気になったのでもう読むことは無いと思っていたのですが、娘が通学途中で読む為に買ったのが、一日で読み終わったので、私が譲り受けた次第です。内容は会話のような文章で登場人物…
この作品は2010年の本屋大賞で第二位となった作品の第三弾。2012年8月に単行本にて出版、2014年3月に文庫化されました。メディアでもかなり話題になったので、購入して読んでみたらハマりました。医師でもある作者が、信州・松本の美しい風景や美味しそうな…