ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

最後の医者は桜を見上げて君を想う

f:id:K-norita0426:20230416085025j:image

あなたの余命は半年ですーある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。死神と呼ばれる彼は、「死」を受け入れ、残りの日々を大切に生きる道もあると説く。だが、副医院長・福原は奇跡を信じ最後まで「生」を諦めない。対立する二人が限られた時間の中で挑む戦いの結末とは?それぞれの生き様を通して描かれる、眩いほどの人生の光。息を呑む衝撃と感動の医療ドラマ誕生!【文庫書き下ろし】

2016年刊行。今回「再読」しましたが、4、5年前に読んだはずなのに全くストーリーを覚えていなかった…当時いかに「ナナメ読み」してたか…。

会社員、大学生そして医師の突然の「病と死」を対立する二人の主人公が壮絶に向き合っていく事により考えさせられる、実はそれぞれの患者が主役の物語だと思います。

去年(2022年)腫瘍摘出で入院・手術したが為か読書後の印象が変わりました。「生きる」≠「今まで通り」という事をまさに実感しますね。

ブラックジャック」や「医龍」など「奇跡が簡単に起きる」ようなドラマ演出ではなく、医療ドラマも現実的なものが多くなってきたかな?

もうエンターテイメントとしては観れないドラマのジャンルになってきてるのかも…。