LEAK 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

正月の秋葉原で見つかった不可思議な死体。不自然に重たいその体内には、大量の小銭や紙幣が詰め込まれていた。連続して同様の死体が発見されるが、被害者の共通点は見つからない。藤堂比奈子ら「猟奇犯罪捜査班」の面々は、警視庁の合同捜査本部でその「リッチマン殺人事件」に取り組むことに。そこに比奈子宛に怪しい電話が入り……。現代社会の闇が猟奇的殺人と響鳴する、新しいタイプのヒロインが大活躍の警察小説。第4弾。
一見「点」に見えた不可解で残虐な犯行が繋がりをもって「線」になっていくストーリー展開はさすが。「姫川玲子」の様なバリバリキャラでは無いヒロイン「比奈子」が偶然に犯行の糸口を惹きつけるのも「天性の才能」なのかな?
現在、この物語が実写化された時の比奈子役だった「波瑠」が主演の刑事ドラマが放送されているが、これから再ドラマ化するとなると誰が最適なんだろう?
AID 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

都内の霊園で、腐乱自殺死体が爆発するという事件が起こる。ネットにアップされていた死体の動画には、なぜか「周期ゼミ」というタイトルが付けられていた。それを皮切りに続々と発生する異常な自殺事件。捜査に乗り出した八王子西署の藤堂比奈子ら「猟奇犯罪捜査班」は、自殺志願者が集うサイトがあることを突き止める。その背後には「AID」という存在が関係しているらしいのだが……。新しいタイプの警察小説、第3弾!
実はこちらの前に次作を読了してしまい、やや話が繋がらない事があったのですが、本作を読み終えてちょっと納得しました。
今回も秀逸なストーリー展開で、主人公が持ち前の才能(?)で意外な人物の関与をあぶり出していきます。
まだ未視聴なのですが、以前ドラマ化された時の比奈子役だった「波瑠」が主役の刑事ドラマが現在放送されていて、彼女がどんな演技をしてるのか観るのが楽しみです。
今後も、今だったら誰をキャスティングするか想像しながら続きを読みたいと思います。
影踏み

深夜の稲村家。女は夫に火を放とうとしている。忍び込みのプロ・真壁修一は侵入した夫婦の寝室で殺意を感じたーー。直後に逮捕された真壁は、二年後、刑務所を出所してすぐ、稲村家の秘密を調べ始めた。だが、夫婦は離婚、事件は何も起こってなかった。思い過ごしだったのか?母に焼き殺された弟の無念を重ね、真壁は女の行方を執拗に追った……。
「動機」「第3の時効」など警察小説の牽引者「横山秀夫」のちょっとダークなミステリアス&ファンタジーな作品。
ちょっと前に「Netflix」が無料視聴だった時、こちらの映画版を観て、もう一度読み直しました。
短編の中に散りばめられた伏線を見事に回収されていて、あっという間に読了してました。
今後、蔵書の整理をしなきゃいけないので、持ってる他作品もぼちぼち再読していきたいと思います。
機忍兵 零牙

凡そこの世に非ず、別の世界より来たる者を忍びと云うーー数多の次元世界を制する支配者集団〈無限王朝〉と戦い続ける、伝説の忍び〈光牙〉。その一人、零牙に与えられた任務は亡国の姫と幼君の護衛であった。亡命の旅路を急ぐ一行の行手に、無限王朝麾下の骸魔忍群が立ち塞がる。激突する機忍法、その幻惑の奥義の数々よ。生き残るのは果たして光牙か骸魔か。絢爛たるゴシック世界、生と死の無明の狭間に展開する死闘の粋!
人気シリーズ「機龍警察」の次に刊行された本作は最近のフィクションとノンフィクションは絶妙なバランスのプロットとは違い、ややライトノベル的なプロットのストーリー展開で、この作品でファンになったように思います。
今でも映像化できそうな作品だと思いますので、是非ともNetflixやアマプラでお願いしたいと思います。
サークル

ある事件を経て新婚生活をスタートさせた厚田巌夫と石上妙子。警察官一家惨殺事件が発生、二人は駆け出し刑事と新鋭検死官というそれぞれの立場から事件に向き合うことになった。妙子のお腹が大きくなり産休も間近、二人が本当の夫婦になろうとしていた矢先の出来事。そして凶器の情報を操作中の厚田のもとに妙子が病院にいるという連絡が入り……。「猟奇犯罪捜査班」の人気登場人物、結婚当時の過去を描いたスピンオフ作品!
前作「パンドラ」で妊娠が発覚した妙子とそれを支える厚田が「警察官一家惨殺事件」をへて「何故」現在の関係性に至ったのかがわかるストーリー。
そして今回の事件が、まだ未読の第9弾「COPY」の物語に繋がっているのか…?
引き続き「藤堂比奈子」シリーズを読み進めていきたいと思います。
パンドラ

検死を行う法医学部の大学院生・石上妙子。自殺とされた少女の遺書の一部が不思議なところから発見された。妙子は違和感を持つなか、10代の少女の連続失踪事件のことを、新聞と週刊誌の記事で知る。刑事1年目の厚田巌夫と話した妙子は、英国から招聘された法医昆虫学者であるサー・ジョージの力も借り、事件の謎に迫ろうとするが……。「猟奇犯罪捜査班」の死神女史こと石上妙子検視官の過去を描いたスピンオフ作品が登場!
娘が愛読してた「藤堂比奈子」シリーズを古書回収する前に、と読み出したのですが、途中の刊が見当たらず…とりあえずこちらを読了しました。
「死神検死官」がまだうら若き女子であり名コンビの「ガンさん」との出逢いの頃の話で、少女失踪事件を中心にいろいろと絡み合っていくストーリー。
真犯人の正体にはちょっと驚きが。それに妙子たちの今後が気になる結末…ですが、これは次刊にて解決する…のですが…。
土漠の花

ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。そこに命を狙われている女性が駆け込んだ時、自衛官達の命を賭けた戦闘が始まった。一人の女性を守ることは自分達の誇りを取り戻すことでもあった。極限状況での男達の確執と友情。次々と試練が降りかかる中、生きて帰ることはできるか?一気読み必至の日本推理作家協会賞受賞作!
2014年刊行。本屋大賞など各賞にノミネートされた本作。ヒロインを守る男たちの鉄板ストーリーですが「自衛隊」という未だ論議を呼んでいる問題にあくまでもフィクションですが、問題提起している作品…でしょうかね?
実写化は難しいでしょうが、2021年に漫画化されたのでアニメならば映像化できるかも?
是非とも手に汗握るアクションシーンを映像で見てみたいものです。