ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

戦国風流 前田慶次郎

〜 おのれの信じるまま、自由に生きて、出世も望まず、権力を持とうとも思わなかった武将がいた!群雄割拠の戦国の世に前田利家の甥として生れながら、特定の主君に仕えることを嫌い、生涯をかけて自分だけの生き方と哲学を求め続けた硬骨漢・前田慶次郎。そ…

炎 蛹 新宿鮫 Ⅴ

新宿署刑事・鮫島を、犯罪者は、恐れを込めて「新宿鮫」と呼ぶ。植物防疫官・甲屋は、外国人娼婦によって、"恐怖の害虫(フラメウス・プーパ)"の蛹を追っていた。羽化まで数日。蛹を追って、鮫島と甲屋は、危険な罠に満ちた闇に挑む! 命をかけて熱く闘う男…

ようこそ、わが家へ

真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、車は傷つけられ、部屋か…

のぼうの城 下

「戦いまする」 三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻靱負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城軍総大将としてついに立ち上がる。「これよ、これ。儂が求めて…

のぼうの城 上

戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百…

無間人形 新宿鮫 Ⅳ

新宿の若者たちの間で、舐めるだけで効く「新型覚せい剤(アイスキャンディ)」が流行り出した。薬(シャブ)を激しく憎む新宿署刑事・鮫島は、執拗に密売ルートを追う。財閥・香川家の昇・進兄弟の野望、薬(シャブ)の独占を狙う藤野組・角(すみ)の策略…