ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

池井戸潤

銀翼のイカロス 半沢直樹 ④

出向先から銀行に復帰した半沢直樹は、破綻寸前の巨大航空会社を担当することに。ところが政府主導の再建機関がつきつけてきたのは、何と500億円もの借金の棒引き⁉︎ とても飲めない無茶な話だが、なぜか銀行上層部も敵に回る。銀行内部の大きな闇に直面し…

花咲舞が黙ってない

その日、東京第一銀行に激震が走った。頭取から発表されたライバル行との合併。生き残りを懸けた交渉が進む中、隣店指導グループの跳ねっ返り・花咲舞は、ひょんなことから「組織の秘密」というパンドラの箱を開けてしまう。隠蔽工作、行内政治、妖怪重役………

ロスジェネの逆襲 半沢直樹3

子会社・東京セントラル証券に出向した半沢直樹に、IT企業買収の案件が転がり込んだ。巨額の収益が見込まれたが、親会社・東京中央銀行が卑劣な手段で横取り。社内での立場を失った半沢は、バブル世代に反発する若い部下・森山とともに「倍返し」を狙う。…

オレたち花のバブル組

「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。会社内の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、…

オレたちバブル入行組

大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中…

下町ロケット

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチ…

民 王

「お前ら、そんな仕事して恥ずかしいと思わないのか。目をさましやがれ!」漢字の読めない政治家、酔っぱらい大臣、揚げ足取りのマスコミ、バカ大学生が入り乱れ、巨大な陰謀をめぐる痛快劇の幕が切って落とされた。義理の父とドラ息子が見つけた真実のカケ…

銀行仕置人

通称“座敷牢”。関東シティ銀行・人事部付、黒部一石の現在の職場だ。五百億円もの巨額融資が焦げ付き、黒部はその責任を一身に負わされた格好で、エリートコースから外された。やがて黒部は、自分を罠に嵌めた一派の存在と、その陰謀に気付く。嘆いていても…

仇 敵

エリートバンカーの恋窪商太郎は、いわれなき罪を着せられ東都首都銀行を辞職、地方銀行の庶務行員となって静かな日々を過ごしていたーーー 元同僚・桜井からの電話に出るまでは。 その翌朝知らされた桜井の死。一体何をつかんだのか。忘れたはずの過去が蘇…

ようこそ、わが家へ

真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、車は傷つけられ、部屋か…

ルーズヴェルト ゲーム

「春の池井戸祭り!」盛況のまま終焉。ドラマ二作品とも高視聴率だったようです。今回の「ルーズヴェルト ゲーム」はわざとドラマの終わりが近づいてから読み始めてみました。ストーリーは「逆境下からの逆転」なので、読了後は爽快感があり面白く読み進むこ…

銀行総務特命

春ドラマは「池井戸潤」原作の一人勝ちのようですね。やはり「半沢直樹」の影響ですかね?前回 読了の「不祥事」と同じく「花咲舞が黙ってない」の原作本「銀行総務特命」読み終わりました。この作品は「不祥事」よりも前に書かれた作品で「花咲舞」は登場し…

不祥事

今回のレヴューは日テレで放送されているドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作本「不祥事」。池井戸作品は「半沢直樹」シリーズの2作に次ぐ3作品目です。ちなみに半沢直樹シリーズの1作目「オレたちバブル入行組」とほぼ同時期に刊行された作品です。この…