ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

銀行仕置人

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通称“座敷牢”。関東シティ銀行・人事部付、黒部一石の現在の職場だ。五百億円もの巨額融資が焦げ付き、黒部はその責任を一身に負わされた格好で、エリートコースから外された。やがて黒部は、自分を罠に嵌めた一派の存在と、その陰謀に気付く。嘆いていても始まらない。身内の不正を暴くことーーーそれしか復権への道はない。メガバンクの巨悪にひとり立ち向かう、孤独な復讐劇が始まった!

ドラマ低迷の中、一人勝ちの「花咲舞が黙ってない」の原作の一つ、「銀行仕置人」読了です。やはり池井戸作品は読みやすいですね。ほぼ一日で呼んじゃいましたよ。

この作品は2005年発刊、2008年に文庫化、大ヒット作「半沢直樹シリーズ」とほぼ同時期に刊行されています。そして内容も結構似通っている印象が強いですね。

主人公は融資失敗を押し付けられ左遷された「黒部」。途中からパートナーの「北原有理」女史が加わって「花咲舞」的な流れになりますが、実際は「やられたらやり返す」的なストーリー。

題名の「仕置人」から連想するのは、「必殺シリーズ」とタイムボカンの「……だべぇ〜」、そして美少女戦士の「月に変わって……」のように「悪い奴に罰を与える」流れかと思いきや、いわゆる「地味な半沢直樹」という表現がしっくりくると思います。

でも、内容的にはグングン読めて面白さもあるので大丈夫だと思います。(フォローになっただろうか?)


2015年8月26日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️(これといって読みたい物がない時にどうぞ)


そして、恒例(?)の現在放映中のドラマについて少々…

依然、日テレの一人勝ちが続いております。順調な「花咲舞」・Wイケメンの「デスノ」が確実に二桁キープ。それにフジの月9が辛うじて続いているという状況。

今回の月9、最初は展開が見え過ぎている上にキャストに「華」が足りないと「スルー」を決めた…と私は予想するのですが、見始めるとこれがなかなか「キュンキュン」するんです、オヤジでも。しっかり造れば視聴率はついてくるんですよ、フジテレビさん。今期の失敗を糧により楽しめるドラマ造りをお願いします。

あとフジテレビのドラマの布陣、月9はいいとして、木曜の「探偵の探偵」を火曜、水曜の「リスクの神様」は木曜、火曜の「HEAT」は水曜で「花咲舞」の生贄…にした方が、もっと視聴率が取れたと思いますよ。余計なお世話ですがね。

そして、もう一つの池井戸ドラマ…

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金曜深夜放送の「民王」。ドラマは視聴せずに溜めてます。ドラマ終了に合わせて「ランデブー」読みの予定でおります。


それではまた、次回。