ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

教場

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希望に燃え、警察学校初任科九十八期短期課程に入校した生徒たち。彼らを待ち受けていたのは、冷厳な白髪教官・風間公親だった。半年にわたり続く過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境のなかで、わずかなミスもすべて見抜いてしまう風間に睨まれれば最後、即日退校という結果が待っている。必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが警察学校だ。週刊文春「二〇一三年ミステリーベスト10」国内部門第一位に輝き、本屋大賞にもノミネートされた“既視感ゼロ”の警察小説、待望の文庫化!すべてが伏線。一行も読み逃すな。

2013年刊行、2015年文庫化した今作は2020と21年にSPドラマ、2023年には待望の「月9ドラマ」として登場しました。

上記の紹介文にあるように「すべてが伏線」なのは私が愛読する「横山秀夫作品」を彷彿とさせてくれました。収録された短編の各主人公が背負う「闇」を見逃さない風間の「眼力」は見どころです。

ドラマが放映される3ヶ月でこの「教場シリーズ」是非とも読破したいと思います。