ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

鮫島の貌 新宿鮫短編集

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新宿署に異動直後、上司となる桃井と鮫島との出会い。飛び降り自殺を図ろうとした少年と関わる晶。鮫島の宿敵・仙田、鑑識官の藪……。シリーズに登場する個性的な人物たちの意外なエピソードから、人気コミックの主人公である両津勘吉や冴羽遼との共演まで。孤高の刑事・鮫島の知られざる一面が垣間見える短編が勢揃い。「新宿鮫」にしかない魅力が凝縮された全10作品。

今回は…1日で読了してしまった…

10年前の2012年に刊行(文庫化は2015年)された本作をようやく読み終えました。

新宿鮫」を読み始める当初、「冴羽遼」みたいな主人公を想定していたら…全然違った事を思い出しました。でも、この作品での共演で「モチーフの一つ」となったのでは?…と個人的に感じました。そして「両津勘吉と藪」「香と晶」などの「夢の共演」もまた、ごく自然な物語になっていると思います。

次作「新宿鮫Ⅺ 暗約領域」も既に文庫化されました。主要人物が退場し、新たなステージとなる「鮫島」の活躍が楽しみです…が、(まだ未読な文庫が40冊あるので)読み始めるのはもう少しかかりそうです。