ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

探偵の探偵 Ⅳ

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完全警護の東京拘置所で殺傷事件被告人の連続死亡事件が勃発。監視カメラが捉えた人物は、紗崎玲奈にとって唯一無二の存在だった。真実はどこで決着をみるのか。死神への復讐は果たしたものの、琴葉に裏切られ虚ろな日々を送っていた玲奈が覚醒する。「探偵の探偵」四部作、壮絶なフィナーレ。

先日 最終回 8.4%・平均 8.11%という視聴率で終了したドラマ「探偵の探偵。終わる寸前まで第四部の映像化告知を期待していましたが…なさそうなので「第4巻」を読破しちゃいました。

感想は……「もし、探偵の探偵が嫌いな作品でなければ読んだほうがいい」と思いました。

死神「市村凛」に探偵指南をしたラスボス「姥妙(うばたえ)」の登場と死闘。4作品の中で個人的には最もエキサイティングな作品になっていると思いますね。もちろんラスボスとの決着もつきますし、エンディングは……(読んでからのお楽しみですが)満足いく終わり方だと思いますよ。

まぁ 今回も「玲奈」は何回も死にそうになりますが、意外な協力者が登場したりするんです。そしていつも「ドジっ子・琴葉」はお約束のように「ドジ」ってしまう…が、意外と……なんです。

やっぱり気になる方は是非読んでみてください。

2015年9月26日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(この巻が一番面白かった)


そして、ここからはドラマについて少々……

原作は爆発的人気…ということで、フジさんも視聴率を期待した…と思いますが、残念でしたね。キャストのイメージもピッタリ(低視聴率女王のバッシングはありましたが…)、多分設定だけでオリジナルストーリー…例えば「何でも解決!スーパー美人探偵」「私 失敗しないので!」ってな感じの脚本だったら10%越えはあったと思いますが、原作のハード感を出さなければ原作ファンが煩いだろうし…

でも、ハードな内容の「ストロベリーナイト」は視聴率とってるなぁ…

あっ!そうか 💡 イケメン度の問題なのかも? 三浦次男には荷が重すぎたか……斎藤工を起用すべきだったか……なんちゃって。

でも、個人的予想だと「DEAN FUJIOKA」 これからブームくるんじゃないの。(あっ、調べたら結婚してた!インドネシアの女性だって……残念でした)

そして10月からの新ドラマスタートに合わせて…

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今回は2作品。フジテレビ水10の「無痛」とTBS日9の池井戸潤下町ロケット」です。

でも、その前に「図書館戦争」やら「司馬遼太郎」やらを先に読み終えなければ……。多分読むのは11月以降になると思います。

今年もあと3ヶ月。張り切っていきましょう!


ではまた、次回。

民 王

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「お前ら、そんな仕事して恥ずかしいと思わないのか。目をさましやがれ!」漢字の読めない政治家、酔っぱらい大臣、揚げ足取りのマスコミ、バカ大学生が入り乱れ、巨大な陰謀をめぐる痛快劇の幕が切って落とされた。義理の父とドラ息子が見つけた真実のカケラとは⁉︎  一気読み間違いなしの政治エンタメ!

2015年夏ドラマの池井戸作品が、今回独り勝ちの「花咲舞」と、もう一つがこの「民王(たみおう)」。2010年に発刊、2013年に文庫化された作品。ちなみにユニコーンでもイージューライダーでもありませんので…

この池井戸作品、いつもの「銀行物」ではなく、なんと「政治」がテーマ。もう記憶が風化されているが、2009年の自民党政権の末期に当時の「某総理(今はしっかり財務大臣なんかやってるけど…)」が起こした「漢字読み間違え事件」からインスパイアされたらしい。一億二千万人いる国民の中の総理大臣が漢字を読み間違えるとは…という疑問を「ボンクラ息子と意識が入れ替わっちゃった」ということが原因? …その発想からこの作品は産まれた様です。

でもこの作品、ただの政治風刺では終わりません。息子の身体に入れ替わった総理大臣・武藤泰山は若き日の政治への情熱を取り戻し、総理大臣になった息子「翔」は政治の世界の常識に疑問を感じ始める。そして、親は息子が置かれた現状を、息子は今までわからなかった親の気持ちをお互いに理解し絆を取り戻していく…という親子愛の物語でもあります。

ドラマでは描かれなかった「酔っぱらい大臣」のくだりなども懐かしく感じました…が、政権交代した民主党政治も簡単に頓挫し、結局は自民党政権に戻った現在。読み終わった後に爽快感が薄いのは政治に諦めを感じているからかもしれません。

安保法案や消費税問題などで揺れる国会をゲンナリした気分で見ている国民。自民党だけではなくすべての政治家は過去の政治失敗をもう一度反省し、この物語(できればドラマのストーリー)のような、信頼される政治、希望が持てる日本を実現していただきたい。

職業政治家は去れ!…と声を大にして叫びたい、そんな今日この頃です。

2015年9月20日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️(ちょいと厳し目か)

そして、おなじみ…ドラマについて少々…

遠藤憲一」「菅田将暉」のW主演でのドラマ化でしたが、全8話・平均視聴率 7.14%・最高 8.5%と結果的にはイマイチでした。しかし、主演の二人の名演(というか怪演?)が素晴らしかったですね。入れ替わりの演技なんか「顔」がお互いに入れ替わったような錯覚を感じたりして。年齢差はあるが間違いなく実力派と呼んでいい役者だと思います。原作とは違うストーリーでしたが、個人的にはドラマでのエンディングの方が好みでしたね。
それと、個人的には「仮面ライダーW(菅田が主演)」や「宇宙刑事シリーズ」の小ネタで、思わず吹き出しちゃったりして。
あとは忘れてはならないのが主要キャストによるエンディングでのダンス。特に遠藤憲一のキレキレダンス(モフモフンも良かったが)が最高。強いて言えば「Mステ出演」が実現できなかったのが残念でしたね。

そして、ひさびさに書店で購入したのがこちら…

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大人気シリーズ半沢直樹 第三弾「ロスジェネの逆襲」がついに文庫化。これを読んで機に前の2作品も読み返してみようかな…と思っています。

それと「探偵の探偵 Ⅳ」。主演の熱演も視聴率を獲得できず、残念ながら不完全燃焼で終わったドラマ。映画化もスペシャルもたぶん無いとみて、読破・完結したいと思います。次のレビューはたぶんこちらですね。

それではまた、次回。

図書館戦争 図書館戦争シリーズ①

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2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる「メディア良化法」が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、生き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)に配属されることになったが………!?
番外編も収録した本と恋の極上エンターテイメント、スタート!

「大好き」になってしまった作家・有川浩の人気シリーズ「図書館戦争」。いつかは読もうと思っていましたが、映画第二弾の上映を機に読破することを決めました。全6作品…ちょっと多いかなぁ。

この作品は2006年発刊、文庫化は2011年と意外に最近のこと。2008年にアニメ化、そして映画第1作目の公開が2013年。そして今年2015年10月10日に第二作が公開予定です。

内容はズバリ「図書館で戦争!?」する「月9的ラブコメ」です。この設定で、世の古ぼけた男どもは関心を無くす…と思いますが、この作品の奥には深いテーマが存在しているのですよ。だって、あの「アタックチャンス」の本家の方も絶賛しているんですから。

驚きなのは作者・有川氏が、図書館に掲げてある「図書館の自由に関する宣言」から妄想を膨らませて、この全6作品にもなる壮大な物語を生み出したこと。

第1:図書館は資料収集の自由を有する。
第2:図書館は資料提供の自由を有する。
第3:図書館は利用者すべての秘密を守る。
第4:図書館はすべての検閲に反対する。
図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。

こんな「宣言」を掲げているなんて知りませんでしたよ。ちょうど今、安保法案の強行採決なんかを見ると、時の権力者の横暴から大切なことを守る…という事は 案外 簡単ではないのでは…とか感じちゃいます。

最近起こった悲惨な事件の犯人が「SNS」をやっていたことで、「SNSをやってる」=「危ない奴」とか見られたり、こんな「本」や「映像」が、社会に悪影響を及ぼす…なんて、大衆が騒ぎ立てれば、この作品のような「世界」になってもおかしくない…かも。

なんちゃら法案もそうですが、「それ自体の問題」ではなく「運用する側のモラルの問題」ではないのかなぁ…と思いますよ。国民に対して「充分な説明が出来ない」ことは、どう考えても「いいこと」であるはずがない…と私は思います。

おっと、脱線しましたね。お決まりな設定の作品が、作者の壮大な妄想で素晴らしい「ラブコメ」になってます。これは間違いないですよ。おまけのお話も秀逸です。

2015年9月14日日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

実は、前回の「探偵の探偵3」よりも早く読み終わっていたのですが、最終回に合わせて投稿のタイミングを入れ替えました。

現在、池井戸「民王」は最終章、司馬遼の「世に棲む日々3」は大河ドラマを見てないので遅れ気味です。

そして、「図書館戦争シリーズ」次巻は…

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第2弾「図書館内乱」です。読むのは来月になるかなぁ。来月は映画第1作目とSPドラマの放映がある。そして、第2作目の前売り券を購入する予定となっております。


ではまた、次回。


探偵の探偵 Ⅲ

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悪徳探偵を「駆除」するためにまったく手段を選ばない玲奈は、警察から常時マークされることになる。玲奈は監視をかわしながら、自分と家族の人生を破壊した「死神」を追い続ける。ついに姿を現した死神の驚くべき正体とは。あまりに過酷な闘いに、はたして玲奈の心は持ちこたえられるのか?

「持ちこたえられるわけ ねーじゃん」…と思わす呟いてしまうほど、ハードな内容が続く「探偵の探偵」第3巻 只今 リアルタイムで読了です。そして今晩(9月17日)ドラマは最終回を迎えます。

ドラマとの「ランデブー」を楽しんだ今作品。若干 設定(演出?)の違いがありますが、のめり込んでしまうほどに楽しめました。しかし、本当にハードな作品ですね。そのハードさが視聴者には微妙に働いてしまったのかもしれませんがね。

この巻で一応「死神」との決着がつき、玲奈と琴葉の関係も変化してしまいます。それに、「本当のラスボス」を匂わす表現もありますが、物語は一応完結したんだなぁ…というのが感想ですね。

クライマックスの「玲奈」と「死神」の対決はまさに死闘。テレビで表現できない凄惨な展開でした。そして結末は……。

今晩のドラマではどんなエピローグになるのか楽しみに待ちたいと思います。そして次巻「Ⅳ」までも映像化されるのか。まさか 映画化…はないかな。でもスペシャルでの放送を期待したいと思います。

2015年9月17日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(ちょっとオマケ)


そして、ここからはドラマについて少々……

まさか「死神」の正体が「農協の融資の鬼」とは、かなりの衝撃度でした。「爺ちゃん婆ちゃん」達はもしかしたら怖くてもう「朝ドラ」は見れないかも…しれませんね(ってこれもエイジハラスメント?)

そして今回のクールはかなり役者のクロス出演が目立ちましたね。琴葉の姉ちゃんは「花咲舞」の先輩やし、妹の咲良は次の金曜日には他局で「合唱」してるし…
一番の注目は、吉田の鋼ちゃんが水曜日の21時に刑事、22時は社長と、水曜夜を征服していたこと。まぁ ほとんどのドラマをチェックしてなきゃわからないですけどね。

そして次回はこちら…

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明日(9月18日)最終回を迎える、池井戸潤「民王」。実はドラマは録画して未だ一話も見ていない状態…明日から「短期集中ランデブー」を楽しみたいと思います。


それではまた、次回。

真夏の方程式

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夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方、仕事で訪れた湯川も、その宿に宿泊することになった。翌朝、もう一人の宿泊客が死体で見つかった。その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったという。これは事故か。湯川が気づいてしまった真相とはーー。

東野圭吾・ガリレオシリーズ第6弾「真夏の方程式」 読了です。この作品は2011年刊行、2013年に「劇場版 第2作目」の公開に合わせて文庫化されたシリーズ3作目の長編作品です。

2013年に公開された劇場版は33億円の興行成績で、2013年邦画部門5位。実写特撮では1位になってます。(邦画部門の上位4作がアニメという年でしたね。)


先日、CS放送にて映画版をまず観てからの読書スタート。今回はこの方法が正解だったかも。映画では印象に残らなかったシーンもしっかりイメージできましたよ。

そして、通常とは逆に映画の感想から……

はっきり言って、一回寝てしまいました。「湯川と少年のエピソード」が印象強く、事件の方は犯人や動機が最初からわかりきっていたので、この作品の肝である「少年を思いやる湯川の微妙な心情」が、イマイチ感じられなかったと思います。

それに比べて原作の方は、物語終盤までは映画の印象通りでしたが、後半になるにつれ「少年の人生を歪めることのないよう」にと苦悩する湯川が、少年を守ることを最優先に真相解明をアプローチしていきます。その湯川の「さりげなく優しい友情」がこれまたカッコ良かったりするんですね。

そして、表題の「真夏の方程式」とは、少年が体験した「真夏の出来事」を人生においてどのように答えを出していく、その「方程式」という意味だったと私は解釈しました。

最初は自ら避けていた「少年の存在」。それが触れ合うことで「友情」に変わっていく湯川の心情。そして、少年がこの夏でチョットだけ「大人」になっていくストーリー。いろいろな人物の「愛」がすれ違った為に起きた「悲劇の連鎖」。そんな闇の中に一筋の希望が見えた作品でした。

2015年8月29日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(最後のシーンで⭐️一つ追加)

このガリレオシリーズ、続く7・8作目も今年 文庫化されました…が、読むのは来年以降になりそうです。ごめんなさい。

そして、2011年の「週刊文春ミステリーベスト10」で、この「真夏の方程式」は第9位。前回の「転迷 隠蔽捜査4」と比べると、やはり順位通りといったこところでしょうかね。

さて、次は第8位・麻耶雄嵩「メルカトルかく語りき」の予定ですが、これもシリーズ物らしいにで最初の作品も読んでみるつもりでいます…が、まだ購入前なので とりあえずこちら……

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「世に棲む日々 3巻」を読むことに。気づけば「大河ドラマ」も11話たまってます。2ヶ月以上 観てなかったことになりますね。

今月はナツヨミ的にノルマ超えの「7冊」読破できました。ただ単に月曜日が5回だった分、読書時間が多くとれただけですけどね。


さて、次回で去年のブログアップ数と並びます。年間70冊をめざしてがんばるどー。


ではまた、次回。

探偵の探偵 Ⅱ

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妹を殺したストーカーに不法な情報を与えた探偵はどこに潜むのか? 「対探偵課探偵」紗崎玲奈は、レイプ犯の部屋に忍び込みその手がかりを見つける。妹の仇は絶対とる、と誓う玲奈は、憎き探偵を「死神」と名付け、その影を追う。知力と情報力で争う現代の探偵を活写する革命的探偵小説、第2巻。

三日連続でブログUPです。ドラマに合わせて「ランデブー読み」している「探偵の探偵」第2巻 読了、実は第3巻に突入しております。

今回も主人公・玲奈は、「納豆混ぜ混ぜ切り」や「100円ライター火炎放射」など、もう「ジェームスボンド」も「名探偵コナン」もビックリな「荒技」を繰り出してますよ。

でも、絶対 2回以上は「死にそうに」なるんですよね。今回なんて「まっぱ」ですよ「まっぱ」… 「もう玲奈…お嫁にいけない(涙)」な展開は、もう作者に憎しみすら持っちゃいますよね。本当 サイテー。

そして、重要キャストが……な展開なんですよ。もうラストの「参観日」のシーンは「切なさを消せはしない(by TーBORAN)」…てな感じでマジ切なすぎますね。

さて、ついに「死神」の名前を突き止めた「玲奈」。次巻ではどこまで追い詰めることができますかね。ドキドキしながらの「ランデブー読み」を楽しみたいと思います。


2015年8月27日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️


そして、ここからはドラマについて少々……

リアルタイムに今晩(8/27)第8話放送です。半グレ集団からDV被害者を守るために無謀な戦いを選択した二人。原作では……な展開ですが、ドラマはどうなるでしょうか?

原作と一緒の展開は切なすぎます。15Rです。三浦のお父さんに免じて違う展開でも私的にはオーライですよ、フジテレビさん。

そして、もう読み始めてますけど、次巻…

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「探偵の探偵 Ⅲ」。ドラマは「Ⅲ」までなのか、それとも「Ⅳ」までいくのか。視聴率が……なので「Ⅳは映画で」は確率的に低い?…と思います。

サ○ゼリ○で、酔っ払いながらブログ更新なう…なので、まとまりがイマイチですみません。

これから帰ってドラマ放送を観ます。

それではまた、次回。

銀行仕置人

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通称“座敷牢”。関東シティ銀行・人事部付、黒部一石の現在の職場だ。五百億円もの巨額融資が焦げ付き、黒部はその責任を一身に負わされた格好で、エリートコースから外された。やがて黒部は、自分を罠に嵌めた一派の存在と、その陰謀に気付く。嘆いていても始まらない。身内の不正を暴くことーーーそれしか復権への道はない。メガバンクの巨悪にひとり立ち向かう、孤独な復讐劇が始まった!

ドラマ低迷の中、一人勝ちの「花咲舞が黙ってない」の原作の一つ、「銀行仕置人」読了です。やはり池井戸作品は読みやすいですね。ほぼ一日で呼んじゃいましたよ。

この作品は2005年発刊、2008年に文庫化、大ヒット作「半沢直樹シリーズ」とほぼ同時期に刊行されています。そして内容も結構似通っている印象が強いですね。

主人公は融資失敗を押し付けられ左遷された「黒部」。途中からパートナーの「北原有理」女史が加わって「花咲舞」的な流れになりますが、実際は「やられたらやり返す」的なストーリー。

題名の「仕置人」から連想するのは、「必殺シリーズ」とタイムボカンの「……だべぇ〜」、そして美少女戦士の「月に変わって……」のように「悪い奴に罰を与える」流れかと思いきや、いわゆる「地味な半沢直樹」という表現がしっくりくると思います。

でも、内容的にはグングン読めて面白さもあるので大丈夫だと思います。(フォローになっただろうか?)


2015年8月26日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️(これといって読みたい物がない時にどうぞ)


そして、恒例(?)の現在放映中のドラマについて少々…

依然、日テレの一人勝ちが続いております。順調な「花咲舞」・Wイケメンの「デスノ」が確実に二桁キープ。それにフジの月9が辛うじて続いているという状況。

今回の月9、最初は展開が見え過ぎている上にキャストに「華」が足りないと「スルー」を決めた…と私は予想するのですが、見始めるとこれがなかなか「キュンキュン」するんです、オヤジでも。しっかり造れば視聴率はついてくるんですよ、フジテレビさん。今期の失敗を糧により楽しめるドラマ造りをお願いします。

あとフジテレビのドラマの布陣、月9はいいとして、木曜の「探偵の探偵」を火曜、水曜の「リスクの神様」は木曜、火曜の「HEAT」は水曜で「花咲舞」の生贄…にした方が、もっと視聴率が取れたと思いますよ。余計なお世話ですがね。

そして、もう一つの池井戸ドラマ…

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金曜深夜放送の「民王」。ドラマは視聴せずに溜めてます。ドラマ終了に合わせて「ランデブー」読みの予定でおります。


それではまた、次回。