ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

ようこそ、わが家へ

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真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日々を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が"身近にひそむ恐怖"を描く文庫オリジナル長編。

久々の「ミーハー的読書」です。今期クールの月9ドラマ原作「ようこそ、わが家へ」読了です。本来ならドラマ最終回後にフィニッシュを決めるのですが、ドラマの方がミステリアスだと思い、一気に読みきりました。

人気作家「池井戸潤」の文庫オリジナル長編。2013年に刊行。2014年にはNHKでラジオドラマ化、そして2015年4月クールにドラマ化となりました。

「月9」の為か、主人公が「倉田太一」から息子の「健太」に変更され、その他ドラマオリジナルのキャストや設定の変更がありました。

池井戸作品は「銀行物」しか読んだ事がなかったので、今回の作品は非常に新鮮でしたね。ドラマの影響もあり人物設定やストーリーも頭にすうっと入ってきました。ある日突然、予想もしない事件に巻き込まれる恐怖と現在 蔓延している「匿名の世界」の不気味さを強く感じました。そして、自分自身も「名無しさん」になる可能性も捨てきれないかもなぁ…なんて、読了後に思いました。

2015年6月11日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(若干、ドラマに後押しされてます)


そして、終わってませんけど ドラマの感想を少々…

今までにないミステリアスな「月9」でしたね。これまでの池井戸作品のイメージの爽快感が無いという厳しい意見もあったようですが…。設定の変更によるストーリーのボリュームアップは良かったと思います。主演はいいとして、人気女優の起用は個人的にベストに近かったと思います。

最後に、本当の「名無しさん」は一体誰なのでしょうか?
そして、最終回はどんな結末を迎えるのでしょうか? 楽しみにして待つ事にしましょう。


そして次回、7月クールのドラマも…

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こちら、「民王(たみおう)」と「花咲舞2」が控えております。民王は頭に「池井戸潤原作」の文字をつけてアピール強化してますね。

この民王の他に、花咲舞にちなみできれば「銀行物」を一冊くらいは読もうかな…なんて思っています。


さて、あとは「アルジャーノン」と「鮫」2冊の読破が待ってます。


それでは、また次回。