SOSの猿
悪魔祓いをする「私の話」と、株誤発注事件を語る「猿の話」が交互に語られ、最後に「融合」する……という流れですね。正直言って「なんじゃこりゃ!」です。細部を思えば「うーん、なるほど」と思う箇所はありますが、全体的には何が何だかわかりません。「あとがき」を読んだら、この時期の伊坂作品は「肩すかしもの」とか「モヤモヤシリーズ」とか言われているみたいです。
(ブログを始める前ですが)今まで読んだ伊坂作品「重力ピエロ」「ラッシュライフ」「ゴールデンスランバー」など「映画化」された作品は(そこそこ)面白かったですが、独特の世界観がありますね。ちょっとズレると今回のような………な感じになるのでしょうかね。
2016年1月12日 読了 個人的評価:⭐️(伊坂好きでも評価が低いみたいです)
伊坂作品は、あのノーベル平和賞候補作家「村上春樹」氏に似てると誰かが言ってましたが、私も「同感」です(とハッキリ言えるほど両者の作品を読んでませんが)。村上作品は「ノルウェーの森」を読んで………でした。次に村上作品を読むときがあるなら、氏がノーベル賞を獲ったときですかね?
まぁ これからも伊坂作品は「読まざるを得ない」状況ですが、どうか「ハズレ」に当たりませんように……。
そして次回は、テレビ東京「新春(ワイドじゃなくなった)時代劇」原作の……
阿部龍太郎「信長燃ゆ」です。阿部氏の作品は読むのが初めてなので、どんな感じか楽しみです。
それではまた、次回。お楽しみに〜。