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ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

Nのために

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今回は今秋 ドラマ化された、湊かなえ「Nのために」読了しました。湊かなえ作品は今年 2作目、通算では3作目の読了です。

ドラマ放送があと2話くらいのところから読み出して、本作読了後 ドラマを観終わる というスタイルをとってみました。今回もドラマと原作の相乗効果でかなり楽しめました。

ストーリーとしては、登場人物の「N」たち(杉下希美・成瀬慎司・西崎真人・安藤望)がそれぞれ自分の愛する「N」のために、「哀しいすれ違い」から悲劇が起こってしまう。なぜ 悲劇は起きてしまったのか?…という流れでしょうか。

第1章では主人公4人の事件当日のそれぞれの証言から始まり、第2章以降では4人の関係者たちが事件の10年後を一人称で回想する…という「湊かなえ」流の構成です。

あとがきの解説でも触れているように、作者は「立体パズルを作りたかった」と述べているらしいです。確かに立体パズルのピースを読者が組み立てることにより全体像が浮かび上がってくる感覚は味わえますね。

ただ、この作品は登場人物の印象が他の作品よりも薄い感じがしました。まぁこれが「湊かなえ的 恋愛小説」ゆえでしょうか。

2014年12月24日 読了  個人的評価:⭐️⭐️☆☆☆


ここからはドラマの評価を少々…

原作にはない「高野(演 三浦友和)」を登場させることにより、原作ではスルーだった「さざなみ放火事件」を引っ張って、「罪の共有」ということを強調していたのは良かった。それと、原作では語られていないラストがハッピーエンドだったのもグッド。

難点だったのは、女性陣の悪女っぷりがやや弱かったか。もう少し「榮倉杉下」と「小西奈央子」は毒を吐くべきだったのでは?山本未来のキレ具合が物凄かったので余計に残念でしたね。

はっきり言って「湊かなえ」作品は「暗」な作品が多いので、自分としてはあまり好まないのですが、映像化しやすい作品なのか、今後もたぶん読む羽目になるのかなぁ?

ファンの方 ごめんなさい m(__)m

では、また。