初陣 隠蔽捜査 3.5
TBSの1月ドラマで「隠蔽捜査」が放映されるということで 「初陣 隠蔽捜査 3.5」を読みました。
隠蔽捜査シリーズは事件謎を解いて犯人を捕まえるというミステリーではなく、誰の心にもある「隠蔽してしまいたい」という場面を主人公の竜崎が私利私欲とは無縁という性格を武器に「原則原理」や「建前」で困難な場面を回避して行くというストーリー。そのため 読了後は爽やかな気分になることが多いですね。
今回は隠蔽捜査の主人公「竜崎伸也」ではなく、その同期で同級生でもある刑事部長の「伊丹俊太郎」を主役にしたスピンオフ短編集。 シリーズ第一弾の「隠蔽捜査」から「果断」「疑心」の裏話が垣間見れる作品になってます。
個人的感想としては、もう少し「かっこいい伊丹」が見たいかなー、と思いました。
短編集なので、スラスラ あっという間に読み終わってしまいました。
すでに刊行されているシリーズ4・5の文庫化も心待ちです。
2014年1月19日 読了。 個人的評価:⭐️⭐️☆☆☆(前シリーズ 必読のため)
現在は「軍師の生きざま」と有川 浩の「キケン」を読破中。