SROに届いた初の協力要請は、県警ではなく法務省からの人探し。自らの家族四人を殺害して医療少年院に収容されていた青年が退院後、行方不明になったという。一方、「警視庁のダーティハリー」こと針谷太一のもとにジャーナリストが現れ、過去の事件について取材に応じろと“脅し”をかけてきた。
2011年発刊のシリーズ第四弾ですが、今回は「針谷」が準主役ですかね。
表題の「黒い羊」を今回のサイコパスな犯人と自分を重ね合わせ苦悩する針谷。同じ「虫の飼育」から犯人の思考を推理する新九郎。
前回のトラウマに悩む麗子や坊屋の今後。そして物語の最後には「キラークイーン」の影…。
次回からの展開に目が離せませんね。