46番目の密室 臨床犯罪学者・火村英生の推理 Ⅰ
さて、前々回の「山猫」に続き、現在日テレ系にて絶賛放送中のドラマ「臨床犯罪学者 火村英生」の原作を…という事で、最初はドラマ第1話の原作「絶叫城殺人事件」かとも思いましたが、やはり「火村とアリス」のデビュー作である「46番目の密室」を選んでみました。
この作品が発刊されたのは20年以上前の1992年。なので、作中には「携帯電話」などなどの記述がありませんし、「皇太子殿下と同じ歳」という記述があったりして……
ですが、ストーリーはミステリーとして一級品。以前読んだ「メルカトル」のような「ふざけた」結末ではないのでご安心を。まぁ「メルカトル」の場合は「ワザと」なんでしょうけどね。
それと、「作中の語り部」と「作者」が同じ「有栖川有栖」なのは、読者が「キャラクター」と「作者」を覚えやすいように配慮したとか、もう1つ「妙名」を捻り出すのが面倒だったとか、まぁ そんな感じだったらしいですよ。(詳しくは今月発売の「ダヴィンチ」に特集されてますので読んでみては。)
こちらも「山猫」と同様、「後ろ髪ひかれ」感はあるのですが、シリーズ物を増やしたくないこともあり、特別な事がない限りは一歩引いた感じでいきたいと思います。
ですが、漫画「金田一少年」や「BL」系作品が好きな方にはオススメいたします。
2016年3月7日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️(若干厳し目かも)
それに乗ってこなかったフジはなんか「暗重」なイメージでしたね。現実味があり過ぎる「若者像」や美女の「殺人」を「羊が追う」などなど…、ちょっと怖くて観るのを躊躇う作品ばかり。「親父」と「カレ」が「同じ歳」ってどういう「テーマ」ですかね。理解に苦しみます。
さて、もう一方の「吉原裏同心3」も読破完了しておりますので、近日中にアップいたします。
そして次回は、現在読破中のこちら……
麻見和史の殺人分析班シリーズ「石の繭」を読了中。
WOWWOWのドラマは結構「グロかった」ですが、大好きな「木村文乃」嬢が主演なので、とりあえずチェックいたします。
それではまた、次回。カミングスーン!