風が強く吹いている
2006年発刊後、2009年に文庫化。漫画化・ラジオ・舞台、そして実写映画化された人気作品です。銭湯の帰り道にハイジは「走りの申し子・カケル」と運命的な出会いをする。そしてオンボロアパート「竹青荘(ちくせいそう):通称 アオダケ」に住む住民を巻き込み、無謀にも「箱根駅伝」を目指すと宣言する。バラエティあふれる10人の仲間と箱根駅伝に向けて猛特訓に励むも、前途は多難……。果たして、夢の箱根駅伝に出場できるのか?………という流れでしょうか。
九章からの箱根駅伝の「くだり」からは、250ページ ノンストップで読んじゃいますよ。まるで「実況中継」を観てるみたいに。
特に私の地元「小田原・箱根」の5・6区のあたりは「ほーほー」てな感じで、「えー、選手ってこんなに大変なんだ……」なんて感心したりして。(人数が少ないからかもしれませんが)電車や路線バスを使って「走り終えた選手」や「次の日走る選手」がサポートするなんて、普通に観てたらわかりませんよね。
そして、「恋」やら「友情」やら「感謝」などが入り混じって、最後は感動の「ゴール」が待ってます。
あぁー、やっぱり 正月前に読むんだったなぁ。