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ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

ロスジェネの逆襲 半沢直樹3

池井戸潤
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子会社・東京セントラル証券に出向した半沢直樹に、IT企業買収の案件が転がり込んだ。巨額の収益が見込まれたが、親会社・東京中央銀行が卑劣な手段で横取り。社内での立場を失った半沢は、バブル世代に反発する若い部下・森山とともに「倍返し」を狙う。一発逆転の策はあるか?  大人気シリーズ第3弾!

2012年発刊、今年2015年に文庫化した人気シリーズ「ロスジェネの逆襲・半沢直樹3」ついに読了です。
今回の半沢は前2作と違い、「クールな上司」役で、部下のロスジェネ世代「森山」が主役っぽい感じです。
最初は現状に諦めを感じながら、それなりに仕事をこなす……という姿勢が、「熱い男・半沢」と行動を共にするうち、仕事に対する考え方が変化していきます。就職氷河期の所為で「仕事への憧れ」をズタズタにされた世代が「仕事の本当の価値観」を見出していく……という流れ。

もちろん、お馴染み「倍返し」もドラマチック仕様に用意されています。同じ職場や親会社の銀行からの仁義なき裏切りで、窮地の半沢と森山の逆襲はいかに………。

平気で仲間を裏切る「バブル世代」の「三下悪役」たち。自分自身の保身だけを考え、裏切り、徒党を組み、力技で押さえ込もうとする理不尽な振る舞い。でも、こういうこと現実でも多々あるんですよね。私も歳50の「バブル世代」ですので、「三下」にならぬ様に気をつけねば……。

そしてストーリー中、最も印象深かったのは、半沢が部下の森山に言うこの文章。「仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。そういう連中が増えれば、当然組織も腐っていく。組織が腐れば世の中も腐る。わかるか?」。こんなことを熱く語る上司がいたら、死ぬまでついていっちゃいますよねぇ。

半沢を除く「バブル世代」が失敗し、森山たち「ロスジェネ世代」が未来を切り開いて行く図式。上の世代に虐げられた「現在の35〜45歳」の人達が世の中の舵を握り、我々の世代がサポート、そしてそれ以上の年齢の方達は「出来るだけ邪魔しないでいただきたい」と思う次第であります。(←てか、選挙演説か!)

あと、ストーリーに嫁の「花」(とその息子もだけど)が登場していないのは、ドラマ第二弾を意識してのことだったのかなぁ……てか、その時は結婚したけど子供はまだか……。もしかして「出向」になったから「三下り半」突きつけられた……とか、だったりして。


2015年12月10日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️


何度も言いますが、はたして続編はいつになることでしょうか? 第四弾「銀翼のイカロス」文庫化に合わせると2017年となりますが、はたして?


そして2015年もあと2週間くらい。読破できるのは(一冊読み終わってるので)あと2冊くらい。

そんなとき、なんですが……

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年末年始用にアマゾンでこんだけ購入してしまいました………

絶対 3ヶ月分はあるな……。まぁいっか!


それではまた、次回。かみんぐすーん。