ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

別冊 図書館戦争 Ⅱ 図書館戦争シリーズ⑥

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“タイムマシンがあったらいつに戻りたい?”という話題で盛り上がる休憩中の堂上班。黙々と仕事をしている副隊長の緒方に、郁が無邪気に訊くと、緒方は手を休め、遠くを見つめるように静かに答えた・・・・・・・・「・・・・・大学の頃、かな」。未来が真っ白だった無垢な時代。年をとるごとに鮮やかさを増す、愛しき日々。平凡な大学生であった緒方は、なぜ本を守る図書隊となったのか⁉︎ 過去と未来の恋を鮮やかに描く、シリーズ番外編第2弾 🔷

今更ですが、私は2つの違った小説を同時に読み進めています…といっても、2冊並べて…ではなく(当たり前やろ!)章で区切って読み進め、調子が出てきたらば一気に最後まで読破…てことです。この方法だと、「読みたい気持ち」がリセットされてスピードが落ちないのです。

ということで、今回は「半沢直樹シリーズ」の番なのですが、再読ということで気持ちが乗らず、最後の「図書館戦争」読了と相成りました。

前作「別冊 Ⅰ(ファースト)」で主人公2人のエンディングは描かれたのですが、今作「別冊 図書館戦争 Ⅱ(セカンド)」では、意外なサブキャラクターのエピソードと、もう一つの懸案事項のエンディングが描かれています。勿論 前作に負けず劣らずの仕上がりになっておりますよ。

最初は、豪快な「玄田隊長」の陰でサポートしている「副隊長・緒方」をピックアップ。「若き日の恋バナ」や「スナイパー・進藤」との確執などなど……本編とは違う「味のある2人」が楽しめます。

そして、中盤から後半にかけては「懸案事項の2人」が「意外な進展」を経て、「グググゥー」っと……なるのですが、これは作品を実際に読んで感じた方がいいと思うので…悪しからず。

中盤以降に起きる「事件」は「図書館戦争シリーズ」の中で、最も「忌まわしい事件」と呼べるものでしたが、そのお陰で、その流れを「完全払拭」するラストエピソードが描かれたのは、「作者の旦那さん」の功績だと、あとがきに書かれています。旦那さん、グッジョブ!

最後に、あと10年後くらいに再度の「映像化」を希望します。今度は「連ドラ」で、キャラクター重視にてお願い致します。

2015年11月月14日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️


さて、次回は なおざりになっていた「週刊文春ミステリーベスト10」…

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2011年度 第8位、麻耶雄嵩(まやゆたか)「メルカトルかく語りき」に行く…前にデビュー作「翼ある闇」を読み進めます。

それと、もう一方の「半沢直樹シリーズ」も読み始めると、だんだん面白くなってきましたよ。もうそろそろ1作目を読了しそう。

今年もあと1ヶ月半。目標冊数は6冊…さて、どうでしょうか?

ではまた、次回。お楽しみにー。