別冊 図書館戦争 Ⅱ 図書館戦争シリーズ⑥
今更ですが、私は2つの違った小説を同時に読み進めています…といっても、2冊並べて…ではなく(当たり前やろ!)章で区切って読み進め、調子が出てきたらば一気に最後まで読破…てことです。この方法だと、「読みたい気持ち」がリセットされてスピードが落ちないのです。
前作「別冊 Ⅰ(ファースト)」で主人公2人のエンディングは描かれたのですが、今作「別冊 図書館戦争 Ⅱ(セカンド)」では、意外なサブキャラクターのエピソードと、もう一つの懸案事項のエンディングが描かれています。勿論 前作に負けず劣らずの仕上がりになっておりますよ。
最初は、豪快な「玄田隊長」の陰でサポートしている「副隊長・緒方」をピックアップ。「若き日の恋バナ」や「スナイパー・進藤」との確執などなど……本編とは違う「味のある2人」が楽しめます。
そして、中盤から後半にかけては「懸案事項の2人」が「意外な進展」を経て、「グググゥー」っと……なるのですが、これは作品を実際に読んで感じた方がいいと思うので…悪しからず。
中盤以降に起きる「事件」は「図書館戦争シリーズ」の中で、最も「忌まわしい事件」と呼べるものでしたが、そのお陰で、その流れを「完全払拭」するラストエピソードが描かれたのは、「作者の旦那さん」の功績だと、あとがきに書かれています。旦那さん、グッジョブ!
最後に、あと10年後くらいに再度の「映像化」を希望します。今度は「連ドラ」で、キャラクター重視にてお願い致します。