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ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

真夏の方程式

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夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方、仕事で訪れた湯川も、その宿に宿泊することになった。翌朝、もう一人の宿泊客が死体で見つかった。その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったという。これは事故か。湯川が気づいてしまった真相とはーー。

東野圭吾・ガリレオシリーズ第6弾「真夏の方程式」 読了です。この作品は2011年刊行、2013年に「劇場版 第2作目」の公開に合わせて文庫化されたシリーズ3作目の長編作品です。

2013年に公開された劇場版は33億円の興行成績で、2013年邦画部門5位。実写特撮では1位になってます。(邦画部門の上位4作がアニメという年でしたね。)


先日、CS放送にて映画版をまず観てからの読書スタート。今回はこの方法が正解だったかも。映画では印象に残らなかったシーンもしっかりイメージできましたよ。

そして、通常とは逆に映画の感想から……

はっきり言って、一回寝てしまいました。「湯川と少年のエピソード」が印象強く、事件の方は犯人や動機が最初からわかりきっていたので、この作品の肝である「少年を思いやる湯川の微妙な心情」が、イマイチ感じられなかったと思います。

それに比べて原作の方は、物語終盤までは映画の印象通りでしたが、後半になるにつれ「少年の人生を歪めることのないよう」にと苦悩する湯川が、少年を守ることを最優先に真相解明をアプローチしていきます。その湯川の「さりげなく優しい友情」がこれまたカッコ良かったりするんですね。

そして、表題の「真夏の方程式」とは、少年が体験した「真夏の出来事」を人生においてどのように答えを出していく、その「方程式」という意味だったと私は解釈しました。

最初は自ら避けていた「少年の存在」。それが触れ合うことで「友情」に変わっていく湯川の心情。そして、少年がこの夏でチョットだけ「大人」になっていくストーリー。いろいろな人物の「愛」がすれ違った為に起きた「悲劇の連鎖」。そんな闇の中に一筋の希望が見えた作品でした。

2015年8月29日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(最後のシーンで⭐️一つ追加)

このガリレオシリーズ、続く7・8作目も今年 文庫化されました…が、読むのは来年以降になりそうです。ごめんなさい。

そして、2011年の「週刊文春ミステリーベスト10」で、この「真夏の方程式」は第9位。前回の「転迷 隠蔽捜査4」と比べると、やはり順位通りといったこところでしょうかね。

さて、次は第8位・麻耶雄嵩「メルカトルかく語りき」の予定ですが、これもシリーズ物らしいにで最初の作品も読んでみるつもりでいます…が、まだ購入前なので とりあえずこちら……

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「世に棲む日々 3巻」を読むことに。気づけば「大河ドラマ」も11話たまってます。2ヶ月以上 観てなかったことになりますね。

今月はナツヨミ的にノルマ超えの「7冊」読破できました。ただ単に月曜日が5回だった分、読書時間が多くとれただけですけどね。


さて、次回で去年のブログアップ数と並びます。年間70冊をめざしてがんばるどー。


ではまた、次回。