ガリレオの苦悩
新宿鮫を少しお休みして、今回からは東野圭吾の人気シリーズ「ガリレオ」を読破することにしました。理由は、来月(8月)に映画「真夏の方程式」がCS放送されるのに合わせて、今まで未読だった作品をやっつけてしまおうかなぁ…なんて思ったんです。でも、このブログを始めてから初めての「東野作品」。以前は結構、読んでいたんだけどなぁ。
今回はシリーズ第四弾「ガリレオの苦悩」。2008年に「聖女の救済」ど同時刊行した作品で、2011年に文庫化されています。そして、ドラマでおなじみの柴崎コウ演じる「内海薫(うつみかおる)」が今作から登場しています。
収録されている5つの短編、「落下る」と「操縦る」は香里奈・主演で「ガリレオ Φ エピソード」にて。「密室る」は夏川結衣・主演、「指標す」は川口春奈・主演、「撹乱す」は生瀬勝久・主演で2013年4月クールの第2シリーズにて映像化されています。
「容疑者Xの献身」での切ないラストで湯川が負った「心の傷」からの復活のためには「内海薫」というキャラクターの登場が必要不可欠だったのかもしれませんね。後半の作品にいくほど湯川が生き生きしてくるような気がしましたね。
そして、ドラマでストーリーがなんとなく記憶に残っていた事と短編集なので、スラスラ読み切ることができました。ストレスなく読める作品もたまにはいいですね。