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ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

炎 蛹 新宿鮫 Ⅴ

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新宿署刑事・鮫島を、犯罪者は、恐れを込めて「新宿鮫」と呼ぶ。植物防疫官・甲屋は、外国人娼婦によって、"恐怖の害虫(フラメウス・プーパ)"の蛹を追っていた。羽化まで数日。蛹を追って、鮫島と甲屋は、危険な罠に満ちた闇に挑む! 
命をかけて熱く闘う男たちがここにいる。興奮と感動、圧倒する迫力!傑作長編刑事小説第5弾!

連続読破敢行中の「新宿鮫シリーズ」。今回は第5作目「炎蛹(ほのおさなぎ)」読了です。
この作品は1995年発表、2001年に文庫化。そして今回も、前作たちとは全く違ったストーリー構成の作品でした。

新宿鮫」といえば、「誰にも媚びず、ワンマンプレイ。そして犯人を一網打尽にする」というようなイメージを持っている方、多いと思いますが、この作品では、「他の捜査状況に気を使い」ながらの捜査、そして「相棒」あり「協力者」あり…っと新宿鮫らしくない鮫島です。

不良外国人どうしの対立・抗争、コロンビア娼婦の殺害事件、ラブホテルへの連続放火事件、それと「稲を全て食い尽くす恐怖の害虫」の発見・捕獲…様々な事件が、まるで「知恵の輪」のように絡まり合う異常事態。鮫島は「桃井」「藪」の他に、消防庁の「吾妻」、防疫官の「甲屋(かぶとや)」と協力しながら事件を紐解いていきます。

自分の意思とは別に、鮫島が向かう先々でそれぞれの事件が進展していきます。警察の同僚たちに妬まれる一方、別の業種の相棒たちの力を借りつつ、別々だった事件が後半から一気に収束していき、鮮やかな着地を見せてくれます。そんな、一匹狼ではない「新宿鮫」もまた魅力的かもしれませんね。


2015年6月18日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️☆


今回登場の「村上=仙田」という男。今後の作品で鮫島と全面対決するらしい…とのこと。この謎多き男、はたしてどんな人物なのでしょうか?

最後に、この作品は残念ながらドラマ化されていません。やはり「娼婦」といったテーマがHNK的にマズかった…のかもしれませんね。


そして、次作は…

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第六弾 「氷舞(こおりまい)」です。これも出来れば6月中に読破したいと思います。


それでは、また次回。