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ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

のぼうの城 上

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戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本屋大賞二位の戦国エンターテインメント小説!

さて、 これまた妙なタイミングでのセレクトだと思われるでしょうが、先日CSの「日本映画専門チャンネル」での放送があった 和田竜(わだりょう)作「のぼうの城」。とりあえず上巻 読破です。
前回の鮫4の半分以下のページ数だったのでスラスラ読めてしまいました。

この作品は作者のデビュー脚本「忍ぶの城」をノベライズ化した作品で、2007年発刊、2010年文庫化。裏表紙にもあるように2009年本屋大賞で二位を獲得(一位は湊かなえの告白)、2010年の調べでは累計70万部突破の人気作品です。

物語は豊臣秀吉の小田原総攻めの際、関東七名城の一つ、現在の埼玉県行田市にあった「忍(おし)城」での、「 のぼう」こと「成田長親(なりたながちか)と「石田三成」との戦いの模様が描かれています。

以前、某情報番組で作者は、「出来るだけ登場人物を少なくする」というような事を語っていた(と記憶している)が、歴史物にありがちな登場人物の多さを感じず、人間関係がイメージしやすいので、歴史物が苦手の方も楽しめる作品になっていると思います。

主人公「のぼう様」は当然のこと、(ゲーム「戦国無双」にも登場の)美貌で男勝りのヒロイン・甲斐姫(かいひめ)、漆黒の魔人の異名を持つ成田家随一の家老でのぼうの幼馴染・正木丹波守(まさきたんばのかみ)、その丹波に少年期からライバル心を燃やす愛妻家・柴崎和泉守(しばざきいずみのかみ)、自称「毘沙門天の化身」だけど今回が初陣の若武者・酒巻靱負(さかまきゆきえ)などなど…登場人物がとても魅力的です。

2015年6月2日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️☆


上巻では、石田軍の使者・長束正家(ながつかまさいえ)の不遜な態度に憤慨し、恭順から一転して戦(いくさ)となってしまった忍城側が…

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さて、下巻ではどのように戦展開になるのでしょうか?

表紙のイラストは石田三成ですかね? パッと見では織田信長っぽい感じがしますけど。

次回は映画の感想も交えながら、読了後の印象を綴りたいと思います。


では、また次回。