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ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

限界集落株式会社

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2015年1月クール、ドラマ原作の第一弾 「限界集落株式会社」読了です。

2011年に発刊。ある資料によると17万部売れたそうですね。私も「過疎の村出身」なので2013年に文庫化されたときから、気になっていたのですが、今回のドラマ化決定で、昨年末にAmazonで購入しました。

ストーリーは、都心のIT企業を退職、独立企業までの間、リフレッシュとバカンス気分を味わうために、父の故郷である、限界集落「止(とどめ)村」にやってきた「多岐川 優」と、お互いへの気持ちの確執が残っている「大内正登(まさと)」と「美穂」の親子が主人公。理想と理論で突き進む「優」と現状と現実で対する「美穂」、間を取り持つ「正登」というトライアングルがそれぞれを変化させ、やがて「限界集落」は「株式会社」としての道を歩んでいく…という流れでしょうか?

読み始めは1ページ目で睡魔が襲ってきましたが、読み進めると、農業研修にやってくる「見た目 使えない若者」が意外な化学変化を起こしたり、ちょっとしたコイバナもあり、案外サラサラっと読み終えることができました。

感想としては、日本全国に1万個以上はある「限界集落」がすべて本の通りに成功できるかは無理としても、作中に優が語る「そもそも論など論じるな。(中略)そんなマクロのことは無視して、村の発展だけを考えろ!」という箇所に気持ちが頷きました。

日常、何か理由を付けて決断する事を拒否したり、先送りしたりしていることが、現状を変えられない主原因。それが、これからの未来に対して「してはいけないこと」を選択しているかもしれない…と感じました。

全てが「飽和状態」で「時代が既に変わっている」という現実。今までのようにモノを生産するだけでは最終的には悪化していくばかりです。これからの未来のために何を造り、何を守り、何を繋げていくのか。利権に縛られることなく、本当の「みんなの収益」になることを考え、行動し、実現させなければ、日本全体が「限界集落」になってしまうのではないでしょうか。

ちょっと真面目な感想になってしまいました…

2015年2月19日 読了  個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️☆



ここからは NHKのドラマの内容について 少々…

原作とはかなり設定や脚本が変更されています。原作ではコンサルタントの「優」と農業スペシャリスト「美穂」がほぼ主役ですが、ドラマでは反町隆史演じる「正登」が主役のようです。

村の名前も「トドメ」から「トマリ」に変更。まぁトドメだと確実にクレーム物でしょうけどね。

ストーリーも現在の農業体制への批判はなく、有機農法と観光農業などの方法で無難にストーリーを組み立てています。こちらもテレビでの体制批判は直ぐにBPSで問題視されるでしょうけど。

次週は最終回。どんな形になるでしょうかね?たぶん大円団になることでしょう。


そして ドラマ化シリーズ読破予定 第二弾はこちら…



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「プラ・バロック」。視聴率女王「杏」主演でSPドラマ化。テレ朝系で放送です。
こちらはドラマ鑑賞後に読み始めることになりそうです。

それでは、また。