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ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

花と火の帝(上)

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今回は大好きな作家 隆慶一郎の「花と火の帝 (上)」を読了。2014年もあと一ヶ月を切ってしまったので一冊くらいは読んでおこうと思い立った次第です。

この作品は作者死去のため、未完…ということで上巻読了で一旦感想をまとめてみようと思います。

表題の「花と火の帝」とは、16歳の若さで即位した「後水尾(ごみずのお)天皇」のこと。昭和天皇に抜かれるまで、最高長寿の天皇だったというから驚きです。

そして主役は、後水尾天皇の「隠密」である八瀬童子「岩介」。幼き時に天狗から鬼の技を伝授された男なのです。八瀬童子とは天皇の輿を担ぐ者であり、足利尊氏に追われた後醍醐天皇の輿を担いだのが発祥とされているらしい。

時は関ヶ原の戦いのあと、徳川家康・秀忠の圧力に対抗するため、天皇の側から離れられない「天皇の隠密 」に変わって行動できる別働隊」を結成する。

メンバーは大阪軍の生き残り「猿飛佐助」や美少年キリシタン「霧隠才蔵」、そして最初は敵だった「朝比奈兵左衛門」。兵左衛門は「果心居士」から教えを受けた男で、主役の岩介にも劣らぬ特殊能力を持っているツワモノです。

徳川秀忠と(大河ドラマの)「於江」の5女「和子」の天皇への入内をきっかけに、スーパー無敵な四人と秀忠率いる「柳生軍団」が熾烈な戦いを繰り広げるわけですが、ボスの天皇から「不殺」の命を受けているため、意外とピンチになったりするんです。

物語の終盤で 、はぐれ修験「竜光」の登場によりピンチに陥った佐助と才蔵ですが、岩介・兵左衛門のダブル「呪詛返し」により逆転。九死に一生を得たようです。

徳川幕府天皇の力を抑えるために「禁中並公家諸法度」を慶長20年(1615年)に公布したとか、昔 日本史で薄っすら習ったかな…っていう事柄も、こうやって物語になれば必然と覚えたり理解出来たりするんですよね。(フィクションかもしれませんが…)

2014年12月7日 読了  個人的評価:⭐️⭐️⭐︎⭐︎☆

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さて、下巻ではどのように物語は展開と未完作品の結末は?

そして読み終わった後にどんな気持ちが残るのでしょう?

それでは、また。