ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

新・魔獣狩り 3 土蜘蛛編

やっとアプリが改善された。はてなさんお疲れ様でした。

f:id:K-norita0426:20141202181058j:plain
さて、連続読破中の新・魔獣狩りシリーズ「土蜘蛛編」読了です。これも再読了。

ざっくりとしたストーリーは…

梵が「九門鳳介」に大量の黄金を見せている時に、「文成仙吉」と「猿翁」「美空」は「御子神冴子」から、「毒島獣太」は「白井狂風」から中国 秦の時代の方士「徐福」について語られていた。「徐福」は始皇帝を騙し、大量の黄金をこの日本に運び込んだらしい。その黄金が眠っている場所が「蓬莱山」。その黄金の一部を手に入れたのが「黒御所」であり黒御所は土蜘蛛の裔なのだという。

そして遂に、毒島が黒御所に最初の精神ダイビングをする。黒御所の中にとてつもないものを見せられる毒島。

その頃、白井狂風の息子「白井完」と僧「英真」は拉致した「早苗」を使い、空海の四殺「餓蟇」を手に入れる。

黒御所奪還を狙う「文成仙吉」はホテル銀座エンペラーで考古学関係のジャーナリスト「高岡雄二」と「鹿島天龍」に会っている頃、「猿翁」はチャーターヘリのある山荘で敵の襲撃に遭い、そこに腐鬼一族の「座鬼」が登場する。

そして、高野山では「美空」が老僧「円寂」に連れられて降りた隠し井戸の中で「梵」の声を聞く…

という流れ。内容の三分の一が徐福についての語りだったのは正直キツかったですが、毒島の精神ダイビングシーンはこのシリーズの見せ場なので良かったですね。

黒御所が土蜘蛛の裔ということは腐鬼一族なのでしょうか?「鬼奈村典子」、御子神冴子との関係は?文成の前に現れた鹿島天龍とは?猿翁を襲った敵は座鬼なのか?高野山の隠し井戸になぜ梵が?…などなど、今回も伏線がいろいろ出てきましたね。

前作の最後に登場した「有働岳」と「佐久間玄斎」の登場は無し。次作での活躍を期待しましょう。

2014年11月29日 読了  個人的評価:⭐️⭐️⭐︎☆☆

f:id:K-norita0426:20141202181119j:plain

そして次作「狂王編」ではどんな展開になるのでしょうか?

では、また。