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ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

美雪晴れ みをつくし料理帖

髙田郁
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今回は 高田郁のみをつくし料理帖 第九弾「美雪晴れ 」 読了です。
やぁー 今回も 堪能させていただきました。

5年間続いた「みをつくし料理帖」も終盤に差し掛かっております。
ここで、前回までのざっくりとしたあらすじを紹介しておきましょう。

第1巻    八朔の雪
神田御台所町で江戸の人々には馴染みの少ない上方料理を出す「つる家」。主人公の澪は、少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身。大阪と江戸の味覚の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で、日々研鑽を重ねる。しかし、その腕を妬み、名物料理屋「登竜楼」が非道な妨害を仕掛けてくる。名物「とろとろ茶碗蒸し」登場。

第2巻    花散らしの雨
元飯田町で新たに暖簾を掲げた「つる家」に雇い入れた下足番の少女 ふき。早くにふた親を亡くしたふきに、自らの境遇を重ね合わせ信頼を寄せていく澪。同じ頃「登竜楼」で、澪が創作したはずの料理と全く同じものが「つる家」よりも先に供されているという事件が。偶然なのかそれとも?

第3巻     想い雲
土用の入りが近づき、暑気払いに出す料理の献立に頭を悩ませる澪。そんなある日、戯作者・清右衛門が版元の坂村堂を連れ立って「つる家」を訪れる。澪の料理に感心した坂村堂は、自らが雇い入れている上方料理人に是非この味を覚えさせたいという。そして翌日現れた料理人はなんと、行方知れずとなっている、天満一兆庵の若旦那・佐兵衛と共に働いていた富三だった。

第4巻     今朝の春
酒の出さない「つる家」で唯一酒が飲める、月に一度の「三方よしの日」。澪と助っ人の又次が作る料理が評判を呼び、繁盛していた。そんなある日、伊勢屋の娘・美緒に包丁指南を任されたり、戯作者 清右衛門があさひ太夫を題材に戯作を書くことになったり、おりょうと伊佐三に浮気疑惑が持ち上がり、最後は宿敵「登竜楼」と料理の競い合いを行うこととなる。澪が生み出す渾身の料理とは…。

第5巻     小夜しぐれ
季節が春から夏へと移ろい始める卯月のある日。伊勢屋の美緒がつる家を訪れ、澪の顔を見るなり泣き始めた。原因は婿をとらせるための縁談話らしい。それは美緒が恋心を寄せる医師・源斉との縁談ではないらしいが…。その他、つる家の主人・種市亡き娘おつるの過去とは…。澪をめぐる恋の行方も大きな展開を見せる。

第6巻     心星ひとつ
葉月のある午後、翁屋の楼主・伝右衛門がつる家を訪れた。伝右衛門が語るには、手を貸すので吉原にて天満一兆庵を再建しないか、とのこと。一方、登竜楼・采女宗馬からも、神田須田町の登竜楼を、居抜きで売るので「つる家」として移って来ないか、との話が届く。登竜楼で奉公しているふきの弟・健坊の事情もからみ、澪は決断を迫られることに…。そして野江との再会や小松原との恋の行方は?

第7巻      夏天の虹
想いびとである小松原と添う道か、料理人として生きる道か…澪は、決して交わることのない道の上で苦しんでいた。「つる家」で料理を旨そうに頬張るお客や、料理をつくり、供する自身の姿を思い浮かべ、天空に浮かぶ心星を見つめる澪の心には、決して譲れない辿り着きたい道が、はっきりと見えていた。そして、その決意を小松原に伝えることに決める。

第8巻      残月
吉原の大火、「つる家」の助っ人料理人・又次の死。辛く悲しかった時は過ぎ、澪と「つる家」の面々は新たな日々を迎えていた。そんなある日、大火の折、又次に助けられた摂津屋が「つる家」を訪れ、澪とあさひ太夫の関係や又次が最後に遺した言葉の真意を知りたいという。澪の幼馴染、あさひ太夫こと野江のその後、若旦那・佐兵衛との再会ははたして、そして登竜楼に呼び出された澪の新たな試練は…。
  
そして、今回、第9巻   美雪晴れ
名料理屋「一柳」の主・柳吾から求婚された芳。しかし、芳はなかなか承諾の返事を出来ずにいた。どうやら一人息子の佐兵衛の許しを得てからと、気持ちを固めているらしい。一方、澪も幼馴染みのあさひ太夫こと野江の身請けについて、また料理人としての自らの行く末について、懊悩する日々を送っていた…。という流れなのですが、この巻で澪はついに、自分の進むべき料理道を見出すことができたようです。

今回は焼き蒲鉾、蓮根もち、百合根饅頭、そして干し芋茎を使った料理が登場。中でも、蒲鉾作りは小田原鈴廣に取材・協力してもらったとのこと。

そして、巻末に特別収録されている話は 作者の別作品「銀二貫」とのコラボがありますのでお楽しみを。

2014年10月6日 読了  個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐︎(嫌いな人 いないと思います。) 


そして次巻

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第十弾「天の梯(そらのかけはし)」にて完結となります。

実はもう二章ほど読み進んでいるので 近日中に読了しそうです。大事に読んでいるつもりなのですが…。

やっぱり、「つる家」の主・種市の目線で主人公のことを心配しちゃいますね。

次巻でどんなハッピーエンドを迎えるのでしょうか? 気になるところです。

それでは。