ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

シュラ 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結4

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「壮大なスケールで描く 新感覚警察小説」 一柳美結シリーズ ついに完結です。

これまでの流れをザックリと説明すると

第1巻「フェイスレス」では
顔を覚えられない「変人科学者」が爆弾魔を目撃したのに覚えていない。そうこうしてるうちに犯人がレーザービームで死んじゃうってお話。

第2巻「スカイハイ」では
「C」と名乗る天才ハッカーが東京を封鎖。前回のレーザービーム犯人を高層タワーに閉じ込めちゃうってお話。

第3巻「メネシス」では
ラスボス登場で、主役のみんながボス宅へご招待。そこに「C」がミサイル発射。それをロケットランチャーで迎え撃つってな話。

絶対 これ「警察小説」じゃないよ。まぁ 「新感覚」って書いてあるからいいのかな?

そして今回の第4巻「シュラ」では
存在感の薄かった主人公「美結」が、自分の家族を殺した犯人をラスボスから教えてもらい、ついに「復讐」に走ってしまうというストーリー。その他の人々は はたして 「美結」を止められるのかー。

ちなみに 結末はハッピーエンド。意外にガッカリする人も多いのかな?

でも、わたくし個人的にはこんな「世界平和的な」ラスト、結構 好きですね。リアルすぎても引くからね。色々な伏線が上手いこと(上手すぎるほど?)解決していくんですよ。最後まで「へぇー」な感じで読み終わりましたね。

2014年7月31日 読了  個人的評価:⭐️⭐️⭐︎☆☆(警察小説よりもアニメ系が好きな方に)

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最後に、主人公以外のキャラクターが魅力的な作品でした。特に「C」と小西刑事のコンビや殉職した福山刑事、あと「変人」佐々木忠輔。是非、このキャラクターたちで「スピンオフ」短編 出して欲しいですね。

「チャールズ&小西哲多の陽気なバディ」
「SATを去る日…刑事 福山寛子」
「変人 忠輔の奇妙な日常」 etc…    こんな題名でどうでしょうか?


そして 現在はドラマ放送中の「ST 警視庁科学特捜班」シリーズ 読破中です。