ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

キケン

テレビ東京系でドラマ 「三匹のおっさん」が放映するということで、有川 浩の「キケン」を読みました。
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有川 作品は「阪急電車」「三匹のおっさん」に続いて三作品目になります。

題名の「キケン」とは「成南電気工科大学機械制御部」の略。

あらすじとしては、主人公らが「かなりキャラの濃い」二人の上級生から「キケン」への入部を勧誘されるところから始まり、上級生二人のエピソード、学園祭、ロボット相撲大会参加というストーリー展開。ちょっと特殊ではありますが、いわゆる「キャンパスライフ」のお話です。

以前読んだ「阪急電車」が秀逸な話だったので、今回の「キケン」はそれに比べると「まあまあかな?」と思っていましたが、最終話でまさかの「超感動」。郷愁にかられて思わず「涙」してしまいました。

私には主人公のような「キャンパスライフ」はありませんでしたが、社会人デビューした箱根の某ホテルでの毎日が思い出されました。今でもたまに顔を出すのですが、知ってる顔も少なくなり 主人公のような気持ちになることが多いです。そういう気持ちを一蹴してくれるラストが心地よい、そんな作品です。

次回は文庫化されている「県庁おもてなし課」あたりを読もうかと思っています。

2014年2月2日読了。個人的評価:⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎☆(読んで損はないと思います。)

現在は「軍師の生きざま」を読了。対になる「軍師の死にざま」と百田尚樹「黄金のバンタムを破った男」を読んでます。