ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

大沢在昌

鮫島の貌 新宿鮫短編集

新宿署に異動直後、上司となる桃井と鮫島との出会い。飛び降り自殺を図ろうとした少年と関わる晶。鮫島の宿敵・仙田、鑑識官の藪……。シリーズに登場する個性的な人物たちの意外なエピソードから、人気コミックの主人公である両津勘吉や冴羽遼との共演まで。…

絆回廊 新宿鮫10

「警官を殺す」と息巻く大男の消息を鮫島が追うと、ある犯罪集団の存在が浮かび上がる。中国残留孤児二世らで組織される「金石(ジンシ)」は 日本人と中国人、二つの顔を使い分け、その正体を明かすことなく社会に紛れ込んでいた。謎に覆われた「金石」に迫…

狼 花 新宿鮫 Ⅸ

大麻所持で逮捕されたナイジェリア人の取調べにあたった鮫島は麻薬ルートの捜査に乗り出し、盗品を専門に売買する「泥棒市場」の存在を突き止める。この組織の背後には鮫島の宿敵、仙田がいた。一方、鮫島と同期のキャリアの香田は新設の組織犯罪対策部の理…

風化水脈 新宿鮫 Ⅷ

殺人傷害事件で服役していた藤野組組員・真壁が出所した。だが、真壁が殺そうとした男は、藤野組と組む中国人組織のボスになっていた。一方、高級車窃盗団を追う鮫島は、孤独な老人・大江と知り合う。大江に秘密の匂いを嗅いだ鮫島は、潜入した古家で意外な…

灰 夜 新宿鮫 Ⅶ

目覚めたとき、鮫島は闇に包まれた檻の中にいたーーー 自殺した同僚・宮本の七回忌に彼の故郷を訪れた鮫島。宮本の旧友と会った直後、周囲の何かが動き出す。麻薬取締官、県警の刑事、地元の暴力団。その深夜、鮫島は拉致されたーーー底知れぬ力の影が交錯す…

氷 舞 新宿鮫 Ⅵ

西新宿のホテルで元CIAのアメリカ人が殺された。事件の鍵を握る平出(ひらいで)組の前岡に迫る鮫島。しかし、なぜか公安警察が立ちはだかった。その背後には元公安秘密刑事・立花の影がーー。捜査の過程で鮫島は、美しく孤独な女・杉田江見里と出逢い、…

炎 蛹 新宿鮫 Ⅴ

新宿署刑事・鮫島を、犯罪者は、恐れを込めて「新宿鮫」と呼ぶ。植物防疫官・甲屋は、外国人娼婦によって、"恐怖の害虫(フラメウス・プーパ)"の蛹を追っていた。羽化まで数日。蛹を追って、鮫島と甲屋は、危険な罠に満ちた闇に挑む! 命をかけて熱く闘う男…

無間人形 新宿鮫 Ⅳ

新宿の若者たちの間で、舐めるだけで効く「新型覚せい剤(アイスキャンディ)」が流行り出した。薬(シャブ)を激しく憎む新宿署刑事・鮫島は、執拗に密売ルートを追う。財閥・香川家の昇・進兄弟の野望、薬(シャブ)の独占を狙う藤野組・角(すみ)の策略…

屍 蘭 新宿鮫 Ⅲ

もう!アップデの度に文字サイズが変更になるの、勘弁してほしいよ〜 …と愚痴からのスタートです。犯罪者たちから「新宿鮫」と恐れられる、新宿署刑事・鮫島。新宿の高級娼婦の元締め・浜倉が殺された。事件に迫る鮫島前に浮かび上がる産婦人科医「釜石クリ…

毒 猿 新宿鮫 Ⅱ

「はてブロ」アップデートで戸惑いが隠しきれない…ということで、「勝手にシリーズ化」集中読破シリーズから「毒猿 新宿鮫 Ⅱ」読了致しました。表題の「毒猿(どくざる)」とは、狙った獲物は逃がさないプロの暗殺者「職業兇手」の意。1991年刊行、19…

新宿鮫

前回の宣言通り、「新宿鮫」シリーズ 完全読破を目指し、まずは1作目「新宿鮫」読了です。この作品は吉川英治文学新人賞などを受賞。1990年に発刊、1997年文庫化ですから、たぶん90年代後半に読んだと思うので、約15年ぶりの再読でした。勿論、…