ミーハー的 読書日記

読了した本の主観的な感想 あれこれ

生活安全課0係 ファイヤーボール

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杉並中央署生活安全課に突如誕生した「何でも相談室」。通称0(ゼロ)係。署内の役立たずが集まる島流し部署だ。そこへ科警研から異動してきたキャリアの小早川冬彦警部。マイペースで、無礼千万な男だが知識と観察眼で人の心を次々と読みとっていく。そんな彼がボヤ事件で興味を示した手掛かり、ファイヤーボールとは?   KY(空気が読めない)刑事の非常識捜査が真相を暴くシリーズ第一弾!

あっという間に4月ですね。このところ全然「読書」が進みません。スマホゲームにハマっているのが原因か……。

今回は富樫倫太郎「生活安全課0係シリーズ」第一弾「ファイヤーボール」読了です。こちらの作品は2013年発刊、2016年1月に文庫化されました。文庫化に際して第二弾「ヘッドゲーム」を同時発売、次の月には第三弾、そして今月は第四弾が発売予定となっております。

ストーリーは「KY(最近聞かないなぁ)」なキャリア警察官が優れた観察眼を駆使して「事件」を解決していく……という流れ。生活安全課、それも「なんでも相談室」なので「殺人」などではなく「これって事件?」のようなものもズバッと解決していくんですね。いろいろな「事件」が、結局は「一気に解決」となる結末は見事。作者の構成力には脱帽です。

まぁ 別シリーズ「SRO」の主人公「山根新九郎」とイメージが被っているような感じもありますし、キャラクターも「SRO」よりも若干「地味」な感じは否めませんが、今後の活躍(特にアンジーに注目)に期待したいところです。

そして、「SRO」シリーズのラスボス「キラークイーン」の影も見え隠れしたりして……。

これは最終的に「コラボ」的な結末も面白いかもしれません……が、とりあえず第二弾以降の作品も読み進めたいと思います。

最近 主流の「グロい」感じ…ではなく、会話が軽快で気持ちよく読める「警察小説」です。


2016年3月28日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(グロくないのが良いですね)


そして今期クールのテレ東系ドラマ「刑事」ですが、「アンジー」と「課長」以外の「0係」の役名が違っていて、特に 相棒の「高虎」の設定が「虎三(とらみ)」という女性なっていたのはビックリです。
それと主演の「小泉孝太郎」は同時間帯の人気シリーズ「涙の刑事」でも重要なキャラクターを演じているので、個人的にはキャスティングは微妙でした。まぁ (大物俳優の)離婚問題なんかが潜んでいるかもしれませんので、今後はこの作品をテレ東「金8」のメインに育てていくのかもしれませんね。

さて、次は順当にいきまして……

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シリーズ第二弾「ヘッド・ゲーム」を読みたいと思います。

そして、並行して読んでいる「金と銀」もそろそろ終盤に差し掛かります。

今月も予定数を読破できませんでした。

来月は頑張ろ〜!

それでは、また次回。ごきげんよう

石の繭 警視庁殺人分析班

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モルタルで石像のごとく固められた変死体が発見された。翌朝、愛宕署特捜本部に入った犯人からの電話。なぜか交渉相手に選ばれたのは、新人刑事の如月塔子(きさらぎとうこ)だった。自らヒントを提示しながら頭脳戦を仕掛ける知能犯。そして警察を愚弄するかのように第二の事件がーーーー緻密な推理と捜査の迫力が光る傑作警察小説!

最近「探偵物」ばかりだったので、久しぶりの「警察物」は読みやすい。推理よりも犯人との駆け引きの方が個人的には興奮しますね。

今回の読了は、麻美和史「殺人分析班シリーズ」第1作目「石の繭」です。こちらは昨年 WOWWOWにて連続ドラマ化されました。「木村文乃」嬢が主演なのも私好みでしたね。

題名の「殺人分析班」とは、「今野敏」氏の「ST」のような特殊スキルの持ち主……ではなく、警視庁捜査一課の『十一係』の中の「予習・復習」が好きなメンバー……とでも言いましょうか、主人公の「如月塔子」を含む5人のメンバーのこと。日々の捜査終了後に「飲み屋」にて「犯行のスジ読み」をして、翌日からの捜査に繋げるという……「仲良しチーム」のことなんです。(今回はそれが裏目に出たりしてましたけどね。)

ストーリーは、「トレミー」と名乗る「知能犯」に手玉に取られる警察。犯行を防ぐには「トレミー」の指示に従うしかないという状況で主人公たち「殺人分析班」はどうやって犯人に近づけるだろうか……とういう流れです。

冷静に考えてみれば「意外と単純な犯行」なのですが、クライマックスは「一本取られた」という感じで、ありそうで無かったような展開がスリルに満ちていて秀逸だと思います。この事件の後の主人公「塔子」がどれだけ成長したのかも、このシリーズの読みどころ…かも。

それと、作者は「ドラマ化を想定してグロいシーンを控えた」と言っているように、(某苺夜のような)目を背けたくなるような描写はあまり無いようです(ドラマでは、結構 ありましたがね)。

という訳で、個人的には「続きが読みたい作品」と思いました。新作は「年一冊ペース」の様なので、次作が出たら次を読む…という感じで読み進めたいと思います。


今度は地上波で、是非 次回作の連ドラ化をお願い致します。フジの火曜22時あたりでね。


2016年3月15日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️(ちょっとオマケかな)


「刑事」「探偵」物が多かった今期クールのドラマですが、(相棒・科捜研を除けば)平均10%を超えたのは2つだけという寂しい結果。来期クールはどんなドラマがヒットするんでしょうか?

さて次回は、今期クールはテレ東系でドラマ化された ……

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富樫臨太郎「生活安全課0係」シリーズを読みたいと思います。現在出ている3冊に加え、4月には新作も発売予定…らしいです。

それでは、また次回。ごきげんよう。

見番 吉原裏同心 (三)

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天明六年、将軍家治の逝去で老中・田沼意次が失脚、吉原遊廓も営業停止となった。そんな折、廓内で立て続けに二人の女が殺された。会所の頭領・四郎兵衛の命を受けた用心棒・神守幹次郎は、残された手掛かりから犯人を突き止め、成敗する。一件落着かに見えた事件だが、背後に吉原を巡る大陰謀が・・・・・・。時代小説の新星が文庫で書き下ろす、"吉原裏同心"第三弾!

かなり久しぶりの「吉原裏同心シリーズ」第三弾「見番(けんばん)」読了です。前巻から何と1年2ヶ月空いてしましました。最近「二十四巻」が出たようで、はっきり言ってヤバイです。

今回は、十代将軍「家治」が亡くなり、権力を振るっていた「田沼意次」が失脚。これにより「吉原遊廓」にも甚大な影響を受けてしまいます。

その頃、「見番(芸妓・芸者を抱えて妓楼に派遣する事務所)」を取り仕切る「大黒屋」は、反田沼派の急先鋒「一橋治済」に近づき、吉原を己の物にすべく暗躍。「百面の銀次」を手先に使い、吉原を混乱に陥し入れ、延いては総取締「四郎兵衛」の暗殺計画までも実行する。

暴挙の限りを尽くす「大黒屋」へ「吉原遊廓」と「裏同心」の反撃が始まる……という流れで、クライマックスは愛しの奥様「汀女」が拉致されるピンチが。

でも、大丈夫。幹次郎 「練習してますから」。「眼志(がんし)流・波返し」が今回も「計5回」冴えに冴えまくっております。それと「横霞み」という新技も炸裂いたします。


余談になりますが、今回失脚した「田沼意次」、中学生の頃に「私腹を肥やした大悪党」のように教わったように記憶してます。「徳川吉宗(遊び人の新さんですね)」の「享保の改革」が緊縮政策だった為に財政再建は出来た様ですが、民の生活は貧窮したらしいです。そして次の「田沼政治」での資本主義化により経済が活性化されたんですが、「なんか最近も同じようなことしてるんじゃない?」……なんて思っちゃいました。歴史は繰り返すとはこういう事なんでしょうかね。

「賄賂を払う…という覚悟がある者こそ、物事を任せされる人物」と言い切る「田沼意次」。まったくモノは言いようですね、ホントに。


この「吉原裏同心シリーズ」ですが、吉原という「カオスな場所」が舞台であるにもかかわらず、「清らかで洗練された風」のような「爽快感」が感じられるところが魅力的だと思います。次巻からはそう時間(シャレじゃありませんが)を空けずに読みたいと思います。


2015年3月8日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐︎⭐︎


正月のSPドラマは前巻の「足抜」が原作だったよう。薄墨太夫「お三味線のお師匠さん」はもちろんですが、安達祐実の花魁姿も見事でしたね。連続ドラマ第2弾も期待したいと思います。

さて、次回ですが……

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大好きな「高田郁」の「みをつくし料理帖」に続いての新作「あきない世傳 金と銀」です。

「あきない」と言えば、朝ドラ「あさ」も今月末で最終回。

最近は「びっくりぽん」よりも「ほんに・ほんに」が妙に気になっています。


それではまた次回、ごきげんよう。

46番目の密室 臨床犯罪学者・火村英生の推理 Ⅰ

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英都大学社会学部の若き助教授、火村英生(ひむらひでお)。その明晰な頭脳で難事件を解決し、「臨床犯罪学者」と呼ばれている。そんな火村が心を許す唯一の存在は、大学時代からの親友である推理作家、有栖川有栖(ありすがわありす)。冬のある日、有栖川が大御所推理作家・真壁聖一の別荘に招かれたことから、2人は軽井沢を訪れることに。しかしなんと真壁自身が「密室」で殺される事件が起き・・・・・・⁉︎

さて、前々回の「山猫」に続き、現在日テレ系にて絶賛放送中のドラマ「臨床犯罪学者 火村英生」の原作を…という事で、最初はドラマ第1話の原作「絶叫城殺人事件」かとも思いましたが、やはり「火村とアリス」のデビュー作である「46番目の密室」を選んでみました。

この作品が発刊されたのは20年以上前の1992年。なので、作中には「携帯電話」などなどの記述がありませんし、「皇太子殿下と同じ歳」という記述があったりして……

ですが、ストーリーはミステリーとして一級品。以前読んだ「メルカトル」のような「ふざけた」結末ではないのでご安心を。まぁ「メルカトル」の場合は「ワザと」なんでしょうけどね。

それと、「作中の語り部」と「作者」が同じ「有栖川有栖」なのは、読者が「キャラクター」と「作者」を覚えやすいように配慮したとか、もう1つ「妙名」を捻り出すのが面倒だったとか、まぁ そんな感じだったらしいですよ。(詳しくは今月発売の「ダヴィンチ」に特集されてますので読んでみては。)

こちらも「山猫」と同様、「後ろ髪ひかれ」感はあるのですが、シリーズ物を増やしたくないこともあり、特別な事がない限りは一歩引いた感じでいきたいと思います。

ですが、漫画「金田一少年」や「BL」系作品が好きな方にはオススメいたします。


2016年3月7日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️(若干厳し目かも)


日テレ系「火村英生」「ヒガンバナ」、テレ朝系「相棒」「科捜研」「スペシャリスト」、テレ東「生活安全課0係」と今回のドラマクールは「大推理合戦」と呼べるほど「似通った」作品が多かったですね。

それに乗ってこなかったフジはなんか「暗重」なイメージでしたね。現実味があり過ぎる「若者像」や美女の「殺人」を「羊が追う」などなど…、ちょっと怖くて観るのを躊躇う作品ばかり。「親父」と「カレ」が「同じ歳」ってどういう「テーマ」ですかね。理解に苦しみます。

今回のドラマで一番安心して観れたのは深キョン&ディーン様でしたね。セリフの「アホさ加減」が絶妙で、ディーンの俺様ぶりに女子たちはキュン死状態だったのではないでしょうか。

さて、もう一方の「吉原裏同心3」も読破完了しておりますので、近日中にアップいたします。


そして次回は、現在読破中のこちら……

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麻見和史の殺人分析班シリーズ「石の繭」を読了中。

WOWWOWのドラマは結構「グロかった」ですが、大好きな「木村文乃」嬢が主演なので、とりあえずチェックいたします。


それではまた、次回。カミングスーン!

信長燃ゆ (下)

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「王権守護」ーーー 甲斐武田家を滅ぼし、さらに勢力を増した信長は、いつしか朝廷の禁忌に触れつつあった。ついに信長への離反を決意する前関白・近衛前久。朝廷に身を置きながら、信長と深く結びついてしまった東宮夫人・晴子。信長というあまりにも大きい存在に畏怖と動揺を隠せない明智光秀羽柴秀吉。周到な陰謀が、天下人を追いつめはじめ、すべての意思が本能寺へ集結する。

新年に読み始めた「信長燃ゆ」。難産でしたがようやく読み終わりました。誤解の無いように言いますが、決して「面白く無かった」訳ではありません。むしろ面白かったですよ。唯、馬鹿な私が禁断の「スマホゲーム」なんかダウンロードしたばっかりに………。結構ハマると止められないですね。

さて下巻は「武田家滅亡」と「恵林寺焼き討ち」によって、「信長」と決裂することを誓う「前久」が「光秀」を籠絡して「本能寺の変」を起こさせる……という流れ。「前久」「信長」「晴子」「光秀」のリレー的な「 目線」でストーリーが語られます。

本能寺の変」といえば、ネットで人気の「激しいダンス」………ではなく、「信長による光秀へのイジメ」が原因と思われ(教えられ)てましたが、(あとがきによると)なにやら「黒幕」がいるらしい……という説が現在では主流みたい。

そう考えれば、この物語の「近衛前久」黒幕説が最も有効な感じがしますね。ある時は「上杉謙信」と盟約を交わし、またある時は従兄弟の「足利義輝」と共に幕府復興を画策し、そして「信長」の最大の脅威であった「石山本願寺」「一向一揆」などの「宗教」との争いも、裏には「前久」が糸を引いていたということらしい。「信長」にとって唯一無二の「ライバル」だったことは間違いないようです。

もし「前久」がいなければ「信長」の天下布武はもっと容易だったかもしれませんし、「延暦寺焼き討ち」などの「信長」にとっての「イメージダウン」だった出来事も起こらなかったかもしれません。そう考えると、「才能があること」ってちょっと「怖い」なぁ……なんて思っちゃいました。

物語の最後は「本能寺の変」が起こる「直前」で終わっているので、そのまま「上巻」序盤のシーンを読みたくなるという「無限ループ」状態。「上巻」の序盤を再読したら、結構「情感」が違いましたね(って、シャレじゃありませんよ)。


2016年2月19日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️


作者は1996年に「関ヶ原連判状」を書き上げた時に、「信長燃ゆ」の構想があったようです。そして、前日談「神々に告ぐ」を書き上げた後に、この「信長燃ゆ」を書き上げることができたようです。

阿部氏の戦国三部作、残り2作「神々に告ぐ」「関ヶ原連判状」もいつかは読破したいと思います。特に「神々に告ぐ」は興味がありますね。「松永久秀」やら剣豪将軍「足利義輝」なんか興味深いですね(ってゲームのやり過ぎか……)。


さて、大河ドラマ真田丸」について少々……

現在 4話までしか観てませんが、巷では「真田昌幸」役 の「草刈正雄」が注目されているようですね。物凄く「狡猾な男」をどこか「コミカル」に、そして「スマート」に演じているからですかね。お茶の間の「熟練マダム」を「ハート」をガッチリ「鷲づかみ」してますね。この勢いで「紅白の司会」なんか……あっ、「ディーン五代」の方から人気ありそうですねぇ。


そして難産だった「信長」の後は、大河に合わせて 司馬遼の「風神の門」といきたいところですが……

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こちらも新年にSPドラマが放映された、「吉原裏同心」第3巻「見番」を読みたいと思います。


それではまた、次回。お楽しみに〜。



怪盗探偵山猫

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闇を切り裂く黒い影、その名は、山猫ーー出版社社長が殺された。容疑者は  “山猫”  と呼ばれる謎の窃盗犯。世間をにぎわすこの怪盗の信条は  "人を殺めないこと“  のはずが、一体なぜ ⁉︎    ライターの勝村は事件を追い始めるが・・・・⁉︎    平成のねずみ小僧か、はたまた単なる盗人か ⁉︎   鮮やかに金を盗み、ついでに悪事を暴いて颯爽と消え去る山猫の活躍を描く、痛快ピカレスク・アクション・ミステリー。怪盗界に新たなヒーローが誕生 ‼︎

現在、日テレ系にて絶賛ドラマ放送中の「怪盗探偵山猫」読了してしまいました。だって「信長燃ゆ」よりも絶対的に読み易いんですもの。

こちらは2006年に表題「山猫」として発刊、2010年に「怪盗探偵山猫」に改題されたました。作者は「神永学」、代表作には以前ドラマ・アニメ化された「心霊探偵八雲」があります。その他、シリーズ物がいろいろあるようですね。

ストーリーは、「語り部」的なライターの「勝村」が主人公「山猫」にイジラレながら事件に巻き込まれ、そこにヒロイン「さくら」が絡む……という流れなのですが、ドラマと違って「勝村」と「さくら」の「先輩・後輩」関係が逆設定になってるんです。私の勘繰りによると(今作には登場しない)ドラマ版ヒロイン「魔王=真央」役の「すずちゃん」押し……ということで、ドラマ的には「さくら」を目立たせないようにした……ような気がします。

でも、ヒロイン「さくら」を活用しないのは勿体無い気がしますので、ドラマは無理でも「劇場版」あたりで、「菜々緒」嬢のサイレーン並みの激しいアクションを観てみたいですわぁ。

最後に、今作品は登場人物のキャラは立ってるし、ストーリーも面白いので、スラスラ読めちゃう感じでオススメです。

でも、私自身は本作品でとりあえず止め置くことにいたします。続刊2巻と近日中に最新作も発売されるようですが、シリーズ物は出来ることなら増やしたくないものですのでね。


2016年2月12日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️⭐️


もう一方の「信長燃ゆ」も終盤に差し掛かっております。今月はノルマの5冊は達成できそうですね。


そして、次の作品は………

日テレ系ドラマの流れからの……

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有栖川有栖「臨床犯罪学者・火村英生の推理 1」を読みたいと思います。

そういえば日テレ系ドラマ3作品で、「カメオ出演」企画があるようですね。

視聴率では(相棒を除いて)草彅の「スペシャリスト」に続いて日テレ系3作が並んでいるようですね。個人的にも推理・ミステリー系は好きなジャンルなので全作品チェックしてますよ。

おかげで時間がないけどねー。

ではまた、次回。お楽しみにー。

メルカトルかく語りき

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傲岸不遜(ごうがんふそん)で超人的推理力の探偵・メルカトル鮎。教師殺人の容疑者はメフィスト学園の一年生、二十人。全員にアリバイあり、でも犯人はいるーーーのか? 相棒の作家、美袋三条(みなぎさんじょう)は常識破りの解決を立て続けに提示する探偵に“怒り”すら抱く。ミステリーのトリックを嘲笑い自分は完璧とのたまう”銘“探偵の推理が際立つ五篇!

〇んだはずだよ、「お富さん」ではなく「メルカトル」〜 ♪

今回は麻耶雄嵩「メルカトルかく語りき」を(やっとこさ)読了いたしました。この本に辿りつくために「2冊」読みこなしましたからねぇ。その為か、「メルカトル節」に免疫がついたようです、ハッハッハー。

主人公の「メルカトル鮎」は「名」ではなく「銘」が付く探偵。あまりの推理力に「登場した時点で解決」してしまうが故に、登場は「短編」に限られるようです。そして今回も秀逸(と言って良いのか?)な五つの短編で、結末が何やら似通っているものを集めたようです。

完全に「騙されている」ような結末なのにストーリー構成が見事なので、なんかスッキリしたような、しないような〈麻耶(まや)だけにマヤマヤっととした感じ〉の読了感でしたね。

それに、デビュー作で◯亡したはずの主人公なのに、シリーズが続いていくなんて……どうなんでしょうか? まぁ 面白ければオッケーなんですかね。


2016年2月4日 読了 個人的評価:⭐️⭐️⭐️(トリッキーな結末がお望みでしたら+⭐️)


前回 読み終えた「信長燃ゆ」ですが、並行して読んでいる「下巻」は、現在三分の一を過ぎたくらい。面白いのですが、ページが多くてなかなか進みません。まぁ 来週中には読破できるとは思いますがね。

そして、それと並行してのこちら……

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今期 日テレ系ドラマの原作「怪盗探偵 山猫」と「臨床犯罪学者・火村英生の推理」も読破予定です。どちらも続巻があるようですが、今回は「さわり」だけに止めておきたいと思っています。

それではまた、次回。お楽しみに。